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・事務所の特質上、記事は「夫からモラルハラスメントを受けている妻」と言う設定が多いです。あらかじめご了承下さい
・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい
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・ご紹介する事例はプライバシーに配慮し過去の複数の事例を再構成したフィクションです
みなさまこんにちは、
いつもブログを読んで下さって
どうもありがとうございます。
これまで、数千にのぼる
多くのご家庭のお話を聴かせて頂きました。
改めて、
対話の相手に私を選んで下さったみなさまには
心からの感謝を言わせて下さい。
＊ここから先は弊事務所で最も扱いが多い
「夫がDVモラハラ」
という前提で記します。
男女逆の方は夫と妻を入れ替えて
お読みください。
たくさんのご家庭、
ご夫婦、親子の関係について
聴かせて頂いたり見守らせて頂いた中で、
モラハラの夫が
「俺はこの家ではいつもわき役だ！」
「俺の居場所がない！」
などと喚く、
怒る、
キレる。。
そういう場面にもたくさん遭遇して来ました。
これは、特にお子さんがある程度成長した
ご家庭に多いです。
子どもと親のコミュニケーションが
大人同士のそれに近づいてきたとき。
子どもが子どもなりに、
親をある程度批判的に見る目が
養われてきたり、
良い所悪い所を子どもなりに評価できる様に
なってきた時期を迎えた後。
母親には日常の出来事や学校、友人のこと、
いわゆる雑談を楽しくしていたり、
不安なことや心配なことがあれば
母親に相談している。
大切な事は母と子で相談して決める。
なぜこういう事が出来るのかというと、
そういう”大切なこと”を
安心して話し合える関係性が
出来ているからです。
けれど、
子どもは父親との間には
安心して何でも話せるという感覚が
育っていない。
親であり大人であるモラ夫が、
そういう関係を子どもとの間に
作る努力をしてこなかったからです。
丁度昨日の記事でも書いていますが、
例えば↑の記事の様に
家族でのお出かけ一つとっても
自分の感情優先に
子どもの前でもキレちらかし
雰囲気を悪くして、
反対に子どもに大人（モラ夫）の機嫌を
とらせるようなことをする。
感情が抑えられず外でも怒鳴ったり
荒い運転をして怖がらせたり、
こんなことを繰り返していては
そりゃあ、子どもが大きくなれば
「お母さんと（だけ）出かけたい」
「パパはすぐ怒るから来てほしくない」
「父さんが行くなら俺はいいや（行かない、の意）」
（＊これらは実際聞いたお子さんの発言）
こうなるのは自然なことです。
出かける時に自分にも声をかけて
貰いたいのであれば、
「パパと出かけると楽しい」
「お父さんと一緒に出掛けたい」
こう思って貰える様な振る舞いを
子どもが幼い頃からしておけば良かったんです。
こういう点は別に親子に限らず、
友人や知人の関係であっても同じですよね。
モラ夫がまだ若く順調に行っていた頃には
妻を見下しては侮辱し、
子どもの事も大切に扱わず、
家族を顧みず好き放題やっている。
妻が困っていても、
子どもが悩んでいても、
自分優先で家族を思いやらない。
弱い立場の人や大変な状況の人を嘲笑して
優しさを見せない。
自分だっていつ弱い立場に置かれるか
先の事など分からないのに、
謙虚になれず調子にのって
周りを見下し続ける。
そんなことを続けていたら
真っ当な人ほど離れて行くし、
お金や上下関係などで寄って来る人は
いるかも知れませんが、
家族は心が離れても仕方ありません。
そもそも、妻は何の努力もせずに
今の子どもとの関係性にいるとでも
思っているのでしょうか？
もしそうだとしたら
何も分かっていないにも程があります。
妻は努力して、周りに気配りをして、
大変な時辛い時でも
自分よりも子どもを優先することも
いっぱいしてきて、
そうやって子ども達との関係性を作り、
家での居場所を作ってきたのです。
子どもが、父親であるモラ夫に対して
「お父さんは自分が話を持っていけば
ちゃんと聞いてくれる」
「パパには安心して何でも話せる」
「お父さんに相談することが
自分にとって良いことだ」
こう思える働きかけを
モラ夫自身が自分の努力でしてこなかったのに、
何でも話して貰えて尊敬されるという
居場所（結果）だけを求めても、
それは無理です。
何でも話して貰えない、
相談して貰えない、
それを指して「俺は脇役だ！」と
怒っているのだとしたら、
脇に自ら行ったのはモラ夫自身。
普通にしていたら、
子育中の家庭では
主戦力でなければならない親が
脇になどいられるはずが無いのですから。
それが嫌なら、
もっと子どもが幼い頃から
ちゃんと家族に、子どもに関わって
誠実に対応し続ければよかったのです。
