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・ご紹介する事例はプライバシーに配慮し過去の複数の事例を再構成したフィクションです
みなさまこんにちは、
いつもブログを読んで下さって
どうもありがとうございます。
カスタマーハラスメント、
略してカスハラですが、
東京都が現在カスハラ防止条例の制定を
目指しているとのことで、
最近頻繁に耳にする様になりました。
実は私自身も大学時代に
コールセンターでアルバイトしていた事が
ありまして、
まぁ、顔の見えない相手に対して
酷いお客もたくさんいました。
当時は「カスハラ」なんて言葉も
無かったですし、
ハラスメントに対する意識そのものが
今とは比べ物にならないほど低かった時代では
ありましたが、
それを差し引いても私が経験しただけで、
電話を取った瞬間に怒鳴られる、
（電話で怒鳴られると声が割れて
何言っているのか全く分からないんですよね）
卑猥な言葉を複唱させようとする、
下着の色や個人的な性経験を尋ねられる、
「女とは話したくない、男に変われ」
と言われる、
少し言い間違っただけで
「お前、さては生理中だな、ククク。。」
的な事を言われる、
（ちなみに「生理中」という表現も、
実際はここには書けない程度に
もっと下品で女性に侮辱的な言い方でした）
自宅の住所を聞かれる、
「今度会おうよ」「飲みに行こうよ」等と
誘われる、
酔っ払いの雑談に付き合わされる、
対応できる範囲を超えた対応をするよう
長時間要求されて回線を占拠される。。
あげたらキリがありません。
ここ数日でテレビの報道番組での特集や
新聞雑誌等の特集を目にして、
カスハラいている側は
自覚なく、
そして本人独自の正義感といいますか、
そういうものから行っている事が
多いと、
識者の解説などで説明されていました。
私は普段から
「ハラスメントは共通点が多い」
「ハラスメントの根は繋がっている」
という趣旨の事をこのブログでも
書いてきたかと思います。
そんな中で
カスハラの報道を見ていて気付いた、
モラハラとの共通点。
カスハラする人って、
謝罪にこだわるし、
とりわけ「土下座」での謝罪に
こだわるケースが少なくないと感じませんか？
ここ数日でも
コンビニの店員さんが土下座を強要された
ケースですとか、
温泉旅館の方がお客に土下座を要求された
ケースですとか、
そんな事例をみました。
そして私の経験した中では、
モラハラ夫も「土下座での謝罪」が好きなのか
何らかのこだわりがあるのか、
妻に対し些細なことで土下座を要求する、
そういう事例を本当にたくさん経験してきました。
中には外でだったり
子どもの面前であっても妻に土下座をさせた
ケースもありましたし、
土下座した妻の頭をモラ夫が足で
”ちょんちょん”と侮辱するようにつついた、
土下座している妻の肩を
モラ夫が足の裏でグッと蹴り押して
妻をひっくり返した。
そういう、
侮辱的で許しがたいケースもありました。
また反対に、
妻が夫のDVモラハラに耐えかねて
別居したり離婚を要求すると、
別居先や妻の弁護士の事務所まで押しかけて、
静止しても無理やり土下座する。
そういうケースも、もう本当にたくさん
見てきました。
土下座なんて、
よっぽどでもない限り健康的なメンタルの人には
するのもされるのも、負担になるだけです。
けれどモラハラやカスハラの人の周りには
こんなにも身近に土下座があるんですね。。
何年か前の記事でも土下座を取り上げて
いるのですが、
土下座はさせられるのが精神的苦痛を
伴うものであるのはもちろん、
望んでもいないのに土下座をされる側に
させられる事もまた、
受動的攻撃と言って過言ではないほど
不快な思いやストレスを与えられます。
こういう点について考えてみると、
「土下座」に対する価値観もまた、
相手のハラスメント体質を見抜くための
ひとつの指標になるかも知れませんね。
