「冗談だろ」、無視、それって外でやったらいじめ~モラハラ | 佐藤千恵@後悔しない離婚協議書 DVモラハラ/毒親 家族問題専門公認心理師/行政書士

佐藤千恵@後悔しない離婚協議書 DVモラハラ/毒親 家族問題専門公認心理師/行政書士

家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

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事務所の特質上、記事は夫からモラルハラスメントを受けている妻と言う設定が多いです。あらかじめご了承下さい(ファミリーバイオレンスは女性が加害者となるケースもあります)

・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい

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・記事の内容はあくまで執筆当時の情報、考えや経験に基づくものであることをご了承ください

・ご紹介する事例はプライバシーに配慮し過去の複数の事例を再構成したフィクションです

 

 

 

 

 

みなさまこんにちは、

 

本日もブログにお立ち寄り下さって

どうもありがとうございます。

 

 

 

私がこれまで事務所を通じて

お聞きしてきた、

 

モラ夫が言う「冗談」。

 

 

この「冗談」の内容を

詳しくお聞きしてみると、

 

他人の外見的な特徴を馬鹿にする

内容であるとか、

 

妻や子どもが気にしていることを

しつこくしつこくからかう、

 

もっと悪いと、

ちょっとここに書くのも憚られる様な

胸の悪くなる暴言も、

 

「冗談だ」

と言って笑いながら言っては

家族の空気を凍らせる。

 

 

そういうものが散見されます。

 

 

 

悪質でいじわるな暴言、

 

言われた相手を傷つけたり

気分を害する発言は冗談でも

何でもないし、

 

それを

 

「冗談だ」

 

と矮小化や正当化をして繰り返すことは

ユーモアでもなんでもありません。

 

 

また、家庭内モラハラで

こちらも頻繁にお聞きするのが、

 

「無視」。

 

 

気に食わないことがあると

すぐに妻を無視するモラ夫。

 

時に何もしていない子どもまで、

丸ごと家族を無視する。

 

 

そういうケースも

とても多くお聞きして来ました。

 

 

モラ夫の側は自分の感情優先に

何日も、何週間も、

 

酷いケースでは「何か月」と言う単位で

家族を無視し続けていて、

 

けれどモラ夫が妻に何かを言って

妻が返答に困り言葉が詰まったり、

 

返事を考えるのに数秒沈黙を

した時には即座に、

 

「おい!無視してんじゃねーよ!」

「無視かよクソが」

 

等と暴言。

 

 

とてもアンフェアな状況です。

 

 

アンフェアと言えば、

 

モラ夫は自分の感情を優先にして

家族を無視したいときは無視し、

 

関わりたくないことや面倒なことも

丸ごと無視して過ごしますが、

 

かたや妻の方も

「夫から無視されている」

と言う心労を抱えている状態で、

 

けれど子どもの世話や

必要な介護などは淡々と続ける。

 

妻だって自分の感情を優先にしたいと

思う時はあるでしょうに、

けれど家族ごと無視して

子ども世話を放棄するなんて、できない。

 

 

こういう家族への責任の部分でも、

 

(男女関係なく)DVモラハラが

存在する家庭ではとてもアンフェアに

なっている、

 

そう感じる事があります。

 

 

 

 

 

他者を傷つける暴言を

「冗談だ」

として言い続ける。

 

 

相手を傷つける言葉を散々言って

おきながら、

 

それで傷ついた相手が泣いたり

怒ったりすると、

 

「冗談だろ~」

「冗談を本気にして、馬鹿じゃね?」

「冗談も通じない奴だなお前は」

「なんだよ、

俺は家で冗談も自由に言えないのか!」

 

とはじまる。

 

泣いたり怒ったり傷ついたりした

こちらが悪い様にされる。

 

 

 

気に食わないと無視するとか、

 

相手が傷ついているのに

しつこくからかって泣かせるとか、

 

酷い暴言吐いておきながら

へらへら笑って

「冗談だろ~」

と誤魔化すとか、

 

これ、

子どものクラスで行われていたなら

単なるいじめですよね。

 

 

家庭内モラハラって、

いじめなんですよ。

 

 

でも家庭の中にいじめなんて

あってはいけない。

 

 

家庭の中は家族みんなが

安心して安全に過ごせる場でなくては

ならないんです。

 

 

家庭の中には

加害者も被害者もいてはいけない。

 

 

リラックスして過ごしたい家庭内で、

 

家族の暴言に心が傷つけられ

空気が凍り付くような時間は、

 

心の負担です。

 

 

 

外でやればいじめとされることが、

 

「家族」「夫婦」「親子」という

関係性になった途端に、

 

「単なる夫婦喧嘩」

「親子の間でいじめだなんて大げさ」

 

と軽く落とし込められてしまい、

軽く扱われてしまう。

 

 

けれど、

 

「その程度」「冗談だろ」と

矮小化される発言や無視も、

 

知らず知らずに小さな傷つきが

蓄積して心が削られて行く。

 

 

「この人とはもう何も話したくない」

と思わされる、

 

そのこと自体が

大変なストレスや心労になり、

 

知らず知らず心がやせ細っている事が

ありますので、注意が必要です。