もう、何もできない~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

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事務所の特質上、記事は夫からモラルハラスメントを受けている妻と言う設定が多いです。あらかじめご了承下さい(ファミリーバイオレンスは女性が加害者となるケースもあります)

・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい

・記事及び写真の無断転載コピー流用等は固くお断りいたします

・記事の内容はあくまで執筆当時の情報、考えや経験に基づくものであることをご了承ください

・ご紹介している事例はプライバシーに配慮し過去の複数の相談事例を再構成したものです

 

 

 

 

 

みなさまこんにちは、

 

いつのブログにお立ち寄り下さり

どうもありがとうございます。

 

 

さて、本日の記事です。

 

 

 

 

 

妻が趣味を楽しんだり、

 

行きたい場所、

観たいもの、

したいことを言ったら、

 

モラ夫から

全てを否定され、馬鹿にされ、

 

しまいにはなぜか不機嫌になられた。

 

 

例えば、

好きなアーティストがいた時、

 

アーティストのグッズを集め

ライブがあれば楽しみに行っていた。

 

生活のうるおいだった。

 

 

それなのにモラ夫には

好きなアーティストのことを

バカにされ侮辱されて、

 

グッズを汚されたり

勝手に捨てられたりもした。

 

 

ライブに行くのも

 

「誰の金で行くんだ!」

 

「(ライブに出かける日)

家事をおろそかにしたら

どうなるか分かっているな?」

 

などと

脅しの様な事を言われ続け、

年に1回程度ライブで家を留守にしたら

 

「妻は家事もしないで出かけている」

「家のこともやらずに遊びまわっている」

 

と吹聴され、

 

そんなことが積み重なり、

 

アーティストのことは好きだけれど

楽しむことができなくなって、

 

モラ夫にアーティストのことを

楽しそうに話すこともなくなったし、

 

ライブやグッズを買いに

出かけることもしなくなった。

 

 

すると今度はモラ夫に、

 

「お前はやりたいことも

出かけたい場所もないのか!?」

 

と半分怒りながら聞かれた。

 

 

 

私が趣味のお出かけをしていた頃に

さんざんそれを侮辱して、

 

外出を妨害したことも

すっかり無かったことになっていて

驚いた。

 

 

 

 

あまり外に出かけなくなって

覇気がなくなった私を見て、

 

さすがにヤバいと思ったのか

モラ夫が

 

「外で気晴らししておいで」

 

と珍しく一人で出かけることを

許してくれた。

 

 

でも帰ってきたら結局不機嫌だし、

 

たった一回外出させてくれた

だけなのに、

以前の様に周囲には

 

「妻を気晴らしのために外出させて

やってるんですよ。

その間家のことは僕がやっています」

 

「妻は家事をするよりも

出かける事の方が好きみたいで」

 

などと、

まるでいつも家事を夫任せにして

妻は遊び歩いている、

 

そんな印象を持たれるようなことを

周囲に吹聴していた。

 

 

なのでまたしばらくして

 

「気晴らしに出かけてきたら?」

 

とモラ夫に言われたときに、

今度はそれを断った。

 

 

するとそれはそれで、

 

「行きたいところもないのか!?」

 

「せっかく俺が

外出させてやろうとしたのに」

 

「俺みたいな優しい夫はいないぞ?」

 

などと、

ネチネチ言われ続けた。

 

 

モラ夫の言葉を信じて

一人で出かけたらイライラされて

周囲には事実と異なることを

吹聴されて、

 

だから出かけなくていい、って

断ると、

それはそれで今度は

 

「俺がせっかく言ってやったのに」

「行きたい場所もないなんて

つまんない奴だ」

 

などとネチネチ責められる。

 

 

 

もう、安心して出かける事も

家にいることもできない。

 

 

何にもできないな、とこの時思った。

 

 

 

 

こんなことが数年続いて、

 

これ以外のDVモラハラも重なって、

 

ある時限界がきて別居することに

なった。

 

 

その時モラ夫から、

 

「(別居は)納得いかない、

俺は何もしていないのに」

 

と言われたので、

 

これまでの暴言や侮辱、

事実と異なることを周辺に

吹聴されて辛かったことなど、

(これは周囲の人の証言もあったので

モラ夫も誤魔化せなかった)

 

あまり刺激しすぎないように

一部だけを伝えてみた。

 

 

すると今度は、モラ夫にこう言われた。

 

 

「嫌だったなら

もっと早く言えばよかっただろ!!」。

 

 

最後まで、怒鳴られた。

 

 

「なんで別居になるんだ?

納得いかないから理由を言って」

 

そう言われたから、

夫が求めたから私の側の理由を

説明した。

 

 

ただそれだけなのに、

結局モラ夫の思う通りの説明で

なかったら、

 

結局私はモラ夫に怒鳴られる。

 

 

 

もっと早く「嫌だ」と言える

関係性であったなら、

 

そもそも別居にはなっていない。

 

 

言ったらあなた(モラ夫)が

すぐイライラして乱雑な態度をしたり、

 

不機嫌を露わにして暴言や罵倒が始まるから、

 

怖くて言えなかったんだよ。

 

 

出かけても出かけなくても

責められる、

 

言っても言わなくても怒鳴られる、

 

 

してもしなくても

結局怖い思いをさせられて、

 

もう、八方ふさがりで限界だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、

 

これまで私が実際に相談場面で

お聞きしてきた多くの事例から、

 

内容的に近いエピソードを再構成した

架空の事例ですが、

 

似たご経験をお持ちの方は、

 

このブログを読んで下さっている

方の中には少なくないだろうと

考えています。

 

(男性が被害経験者の場合は

夫と妻を入れ替えて読んで下さい)

 

 

 

何をしても責められる、

 

やってもやらなくても

怖い思いをさせられる、

 

この状態が続くことは、

 

「自分の力で

物事を良い方向に進められるはず」

 

「自分には良い変化を起こす力がある」

 

という自信を奪い、

その人から力を奪う。。

 

そんな状況を招きます。

 

 

 

「相談する」という事も含めて、

 

行動する為には

少しの希望と力が必要です。

 

 

 

夫婦や親子など、

家庭内での人間関係に

「八方ふさがり」の感じを

抱えている方がいらしゃるなら、

 

少しでも力が残っている間に

できれば相談につながって欲しいと

願っています。