前に進む子ども達~モラルハラスメント | 後悔しない離婚協議書/DVモラハラ/毒親 相談実績5000件超の家族問題専門公認心理師/行政書士 佐藤千恵

後悔しない離婚協議書/DVモラハラ/毒親 相談実績5000件超の家族問題専門公認心理師/行政書士 佐藤千恵

家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

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事務所の特質上、記事は夫からモラルハラスメントを受けている妻と言う設定が多いです。あらかじめご了承下さい(ファミリーバイオレンスは女性が加害者となるケースもあります)

・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい

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・記事の内容はあくまで執筆当時の情報、考えや経験に基づくものであることをご了承ください

・ご紹介している事例はプライバシーに配慮し過去の複数の相談事例を再構成したものです

 

 

 

 

 

 

 

みなさまこんにちは、

 

いつもブログにお越し下さり

ありがとうございます。

 

 

 

 

さて、

本日の記事です。

 

 

 

 

この時期、

 

事務所で関わらせてもらっている

子ども達からも、

 

一挙に学校での

卒業式のお知らせを聞きます。

 

 

 

今年も、

 

見守らせて頂いている

子ども達の中には、

 

卒業、進学、就職など、

 

人生の大切なタイミングを

迎えている子ども達がいます。

 

 

遠くに行ってしまう子も

いるので、

 

なんだか。。。

 

 

本当に、

 

「遠い親戚のオバちゃん」

 

モードが全開と言いますか、笑

 

 

とにかくまずは元気で、

 

なるべく笑顔で、

 

そしてどうか幸せに。。

 

そんなことを祈らずにいられません。

 

 

 

 

 

子ども達の新学期や

年度の区切りに合せる為に、

 

毎年この時期に

別居などをされる方がいます。

 

 

 

暴力のある家庭の中を生きてきて、

 

親の別居などにより

目の前の暴力から解放されて

ようやく落ち着いた生活環境に

入れたであろう子ども達。

 

 

この時期の子ども達の支援に

必要な事を、

 

今日は少しだけ共有させて下さい。

 

 

 

弊事務所は

夫からのDVモラハラのご相談が

多い為、

 

以降は

子どもから見て父親が暴力を選ぶ人、

母親が暴力や支配を受けていた人、

という設定で記します。

 

 

 

 

何はともあれ、

 

子どもの回復に最も必要な要素は

「安全」

です。

 

 

とにかく家庭内が安全であること。

 

ここは欠かせません。

 

 

 

それまでの環境で

暴力的で支配的な父の振る舞いを見て、

 

暴力が介在するコミュニケーション、

 

自分の要求を通すために

暴力を用いても構わないというモデル、

 

そういう場を見続けて来た子も

いるでしょう。

 

 

 

子どもであるがゆえに

支配的傾向の強い父親から、

 

「子どもがしたい事よりも

父が子にさせたい事をさせる」

 

「子どもが話したい事よりも

父が聞きたい事だけを聞く」

 

「無関心、無視をされていた」

 

こういう扱いを受けていた子も、

 

私の事務所の臨床経験上も

少ないとは(残念ながら)言えません。

 

 

 

 

安全な環境を整えるのと同時に、

 

愛情、

守られている安心感、

家族をはじめとした周囲の人との繋がり、

 

抽象的な言い方になりますが、

 

こういうことを感じられることが

大切です。

 

 

 

「話を聞くよ」、

 

「君のニーズを満たす努力をするよ」、

 

という姿勢が大切で、

 

しかしこれは、

 

時に母親一人で育児をしている時に

どうしても話を聞く時間が取れない、

 

子どものニーズを満たせない、

 

そういう時も現実にはあると思います。

 

 

そういう時は他者の力を借りたり、

 

たとえ短時間でも

子どもと親密な時間を作る、

 

「今はこういう状況なので

すぐに応じてあげられないけれど、

代わりにいつだったら出来るよ」

 

といったちゃんとした説明。

 

そういう事も有効と思います。

 

 

暴力のある環境下では、

 

「うるさい!」

「黙ってろ!」

 

などと、

雑に子どもの訴えが扱われていたことも

あったと思います。

 

 

だからこそ

暴力の環境から抜けた後は

こういった、

 

きちんと説明する、

ちゃんと子どもの話を聞く、

 

そう言った姿勢が子どもに与える

メッセージは大切になると考えます。

 

 

 

 

 

例えば頻繁に怒鳴られて

恐怖を感じていた子には、

 

例えしつけの為だとしても

絶対に怒鳴らないこと。

 

 

その子のトラウマを再燃させるような

対応は厳に避け、

 

その子のトラウマをしっかり理解し

対応すること。

 

そういう事も重要です。

 

 

 

それでも母親一人で子育てしている時、

 

どうしても

母親も余裕が無くて

(母親自身もケアが必要な状態である事が

殆どですから)

 

時にイライラした態度をとってしまう、

 

そういう事もあると思います。

 

 

そういう時は、

落ち着いた後で良いので、

 

「さっきは嫌な態度をとってごめんね」

 

「ちょっと、

〇〇な状態でイライラしてしまっていたの」

 

等と状況を説明し、

親も悪い時にはちゃんと謝る。

 

 

表面的な態度ではなく

心からのこういう姿勢を見せることで、

 

信頼は保てると考えます。

 

 

 

 

私の多くのクライアントさんは、

 

夫から過酷なDVモラハラを受け

傷つきを抱えていながらも、

 

子どもに対しては

理性と知性を失っていない、

 

子どもを良い方向に導きたいと

考えている、

 

そういう方が殆どです。

 

 

 

暴力のある環境を抜けた後に

母親一人で子育てする事は、

 

非常に骨の折れることですし

強い知性と理性を要求される、

 

一言で言って「大変な」取り組みです。

 

 

先程も言いましたように、

 

母親自身もしっかりケアを受ける事、

 

暴力の構造を学び理解する事、

 

子どもを支える母親も

周囲からの支えを得る事。

 

 

これらは非常に重要だと思っています。

 

 

 

今日ここに書いたことは

一般論として、

 

子ども全般が必要とする事と考えますが、

 

同時に、

子どもはひとりひとり違うので、

 

「その子」によってニーズが異なります。

 

 

安全が大切、

暴力を用いるしつけをしない、など、

 

全体的に子どもの回復の為に

必要な条件をここで確認しつつ、

 

「その子」の為に必要なケアを

共に考える。

 

そういう事も、

弊事務所では行っています。

 

 

必要を感じる方は、

 

どうか一人で抱えずに

カウンセリングやご相談を利用して

頂きたいです。

 

 

 

変化の季節である春は、

 

希望と共に、

少々ストレスが溜まりやすい時期でも

あります。

 

 

子どもと向き合う大人の側も、

 

話を聞いて貰う時間、

安全に感情を解放する場、

 

それらが必要だと思います。

 

 

ご自分のケア、

ご自分のニーズを満たしてあげる事、

 

そこも忘れないで下さい。

 

 

子どもは大切な存在で、

 

そしてあなたも大切な存在です。