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みなさまこんにちは、
毎日暑くてほんと参りますね。
本日もブログにお越し下さって
どうもありがとうございます。
さて、本日の記事です。
モラハラ夫との長年の生活に
限界を迎え、
別居された女性から、
こんなお話を聞くことがあります。
「私は別居前と変わらず、
毎日同じ時間に起きて、
仕事に行き、
子育てをしています。
別居前と何も変わりません。
けれど、
心はとっても楽になりました」
と。
詳しくお話しを伺うと、
モラ夫と暮らしていた頃は
夫からのモラハラがあった辛さは
もちろんあるのですが、
それ以外に、
「本当は頼っていいはずの人(夫)が
目の前にいるのに、
家事も育児も全く頼れない辛さ」
や、
「モラハラの夫は自分にしか興味がなく
いつも自分最優先で、
子育ての喜びや苦労の分かち合いが
できなかった」
という
苦しさや辛さがあった事が想像できます。
そこに夫がいるのに、
どこかいつも孤独を抱える。
モラハラ夫を持つ方の多くが生きる
現実では無いでしょうか?
カウンセリングの中で、
ある女性は親を亡くし
悲しみの中にいた時にモラ夫から、
「もう死んでいい頃だったろ」
と言われました。
別の方は同じ状況で、
「俺は金ないからな!」
と言われ、
(妻は別に夫に親の葬儀代を出してなど
言っていない)
また別の方は
「(妻の実家への帰省で)金掛かるな~」
と嫌そうに言われました。
また別の方は
親を亡くして泣いていたら、
「いつまで泣いてんだよ!
泣いたって戻ってくるもんでもない!」
と怒鳴られました。
どの方も、
「この時言われた言葉だけは
絶対に忘れない」
「モラ夫には
本当に心が無いと痛感しました」
という趣旨のことを仰っていたのも
印象的でした。
子育て中の妻が
幼い子どもの成長を、
「今日子どもが〇〇出来る様になったよ!」
と嬉しくて報告したら、
モラ夫はため息をつきながら、
「は?そんなの子どもなんだから
出来る様になって当たり前だろ」
と言われ、別の方は、
「そんな話より、
まずは疲れて帰ってきた俺の事が先だろ!」
と怒鳴られたそうです。
別の方は、
手が離せない時に
子どもを少し見ててと夫に頼んだら、
ため息つきながら嫌々やりだして、
その後はずっとイライラしている。。
親になったのは妻も夫も同じなのに、
大変な時にちょっとした育児すら
分かち合えないのかと思った。
妻に楽しい事や嬉しいことが起きても
全く分かち合う事が出来ず、
なぜかすごく不機嫌になる
モラ夫についても、
しばしばお話をお聞きします。
結婚以来ずっと共働きだった
ある女性は、こう仰いました。
「私、実は少し前に昇進して
お給料も上がったんです。
本当だったらすぐに家族に伝えて
ささやかなお祝い位したい所ですが、
昇進した事夫に言えていないんですよね。。
夫は私に良いことが起こると不機嫌になり、
変なマウントを取られて
いつも不愉快な思いをさせられるからです」
と。
ある妻は、
病気が見つかり入院した時に
無機質な病室に一人横になっていて、
「これ、
夫と暮らしている時と何も変わらない」
と気付いたそうです。
病室も、夫と一緒に過ごすリビングも、
心の通う様な会話は無く
一人黙って無機質な空間で過ごすのは
変わらないな、と思い、
「私、別居しよう。
きっと何も変わらないから大丈夫」
と思えたのだとか。
日常生活で起こるささやかな出来事。
確かに
一つ一つは些細なことかも知れませんが、
しかしそれが積み重なって「家族」に
なるのですから、
大切なことでもあります。
それを共感して貰えない、
分かち合えない事は、
寂しさや空しさを生じさせます。
些細なこと、ささやかなことでも、
空しさや寂しさが募ればそれは、
やがて心を削るようになっても
おかしくありません。
日々
”夫婦のはずなのに分かち合いが出来ず
辛さや寂しさ、空しさを抱えている”
女性達の語りを聞かせて頂いていると、
冒頭で紹介させて頂いた
「別居してから、
やっている事は変わらないのに
心はすごく楽になった」
と仰った女性の心境がすごく理解できます。
本日も最後まで読んで下さり
どうもありがとうございました
行政書士/公認心理師
佐藤千恵
