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毛髪検査で国会議員ら28人中21人から農薬等13成分が検出!!「食の安全を考える議員連盟」設立へ~5.21体内残留農薬検査プロジェクト「デトックス・プロジェクト・ジャパン」発足式 2019.5.21
記事公開日:2019.5.22取材地:東京都 動画
特集 TPP問題|特集 種子法廃止!「食料主権」を売り渡す安倍政権
※19/5/24リード追加しました。
2019年5月21日(火)13時30分より東京都千代田区の参議院議員会館にて、体内残留農薬検査プロジェクト「デトックス・プロジェクト・ジャパン」発足式が行われた。
2018年8月10日、モンサントの除草剤「ラウンドアップ」を使用したことで悪性リンパ腫を発症したとして、米国カリフォルニア在住のドウェイン・ジョンソンさんがモンサントを提訴した裁判で、カリフォルニア州サンフランシスコの陪審はモンサントに2億8900万ドル(約320億円)の損害賠償の支払いを命じた。
冒頭に元農林水産大臣・山田正彦氏から、この裁判に関する衝撃的な情報が発せられた。
「この裁判記録を取り寄せて、読んでみました。モンサントの内部機密資料が、裁判で証拠として提出されていた。その中には、すでにモンサントは30年前から、遺伝子組み換えの植物が癌になるということを、認識していたと、そういう内容でした」
社会民主党・福島瑞穂参議院議員は「今治市は、地元産の小麦を学校給食で供給し、輸入小麦との差額は市が補助している。千葉県いすみ市は、米飯給食を全て有機化にしている。子供たちは年間6分の1が給食なので、有機で安心安全」と自治体の成功例を述べた。
フランスの検査機関・クズサイエンスに、国会議員らの毛髪を託し、体内残留農薬を検査した結果は、28名中、なんと21名の毛髪から13成分の農薬等が検出された。
この結果を受け立憲民主党・川田龍平衆議院議員は「食の安全を考える議員連盟を立ち上げ、検査結果をどう活用していくか考える」と述べた。
農民連食品分析センター所長・八田純人氏は、「口の中から入ったグリホサートが、体内にどういうふうに行き渡って、どういう比率で毛髪に行くのか、調査したものはない。
どこか一箇所に集まりやすい特徴があるのかもしれないし、体内に均一に広がっていく可能性もある。
これからやる調査の中で明らかになっていく」と述べ、研究者、調査不足を指摘した。
デトックス・プロジェクト・ジャパン顧問 木村―黒田純子氏は、「フランスのクズサイエンスの検査項目を確認したら、有機リンでも、日本で一番使っているフェニトロチオンがない。ネオニコチノイドも、ジノテフランが入っていない。
フランスの検査はEUバージョン。日本で独自の検査、できれば尿検査と毛髪検査を一致して行いたい」と日本独自の検査の必要性を訴えた。
デトックス・プロジェクト・ジャパンでは、2種類の検査パッケージを用意している。
一つは、グリホサート、グリホシネート、AMPAの3種類。
もう一つは、これら3種類とネオニコチノイド系農薬8種類の毛髪検査だ。
これまでフランスの検査機関に依頼するしかなかったが、デトックス・プロジェクト・ジャパン設立で日本でも検査が可能になった。
検査は、一般社団法人・農民連食品分析センターに依頼する。
検査申し込み開始は、2019年夏を予定しており、検査費用など詳細については、近日開設予定のホームページでお知らせするという。
IWJ遺伝子組み換え作物取材コンテンツ、岩上安身による元農林水産相・山田正彦氏インタビューなどは、下記よりアクセスしてご覧いただけます。
https://youtu.be/_UKH8SLNWuk