・出典:ケミカルデイズ
http://www16.plala.or.jp/chemicaldays/index.html
school
・樹木への農薬散布 もしまいていたら、NOといいましょう
学校の桜の木やツバキ・サザンカの木などに毛虫がついた時に、あなたの学校ではどうしていますか?
用務員さんや先生が殺虫剤をまいて退治していますか?
実は、殺虫剤や除草剤(雑草が生えるのがいやで、まいている学校もあるようです)、殺菌剤(バラなどの病気がつきやすい花・木に使うことが多い)などは農薬と言いますが、これらはみんな有害なものです。
虫や病気の菌や雑草には害があるけれど、人にはだいじょうぶと、メーカーは言っていますが、おかしいと思いませんか。
人も虫や菌類や植物と同じ生きものなのですから。
ツバキやサザンカにつくチャドクガの幼虫に触れると赤くはれあがったりするので、これは注意しなくてはなりません。
しかし、そのほかは毛虫など見た目はあまりよくないかもしれませんが、無害のものがほとんどです。
サクラにつくアメリカシロヒトリも害はないのです。
ツバキやサザンカをどうしても植えたい時は、数を少なくしてよく観察していて、早目に発生した葉っぱを切るなどすればだいじょうぶです。
虫の害よりも、散布した農薬を吸い込んだり、体にかかったりすることのほうが、何倍も健康にとって害があります。
国は、学校もふくめて住宅地などでは農薬散布はできるだけしないで別の方法で防除するようにと言っています。
だから、もし学校で農薬をまいていたら、やめるように言いましょう。
【関連情報】
・住宅地等における農薬使用について(通知)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20030916press_2b.htm
・環境省・農林水産省リーフレット「学校、保育所、公園、病院、街路樹-このようなところで、周囲を気にせず農薬を散布していませんか? 農薬飛散による被害の発生を防ぐために」
http://www.env.go.jp/water/noyaku/hisan_risk/leaflet1/full.pdf [PDF 1483kb]
・公園・街路樹等病害虫・雑草管理暫定マニュアル
~農薬飛散によるリスク軽減に向けて~
http://www.env.go.jp/water/noyaku/hisan_risk/manual1.html