防水スプレー 危険!! 必ず屋外で使い、絶対吸い込まないこと | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:ケミカルデイズ
http://www16.plala.or.jp/chemicaldays/index.html

・防水スプレー 危険!! 必ず屋外で使い、絶対吸い込まないこと      
  
     
雨具や普通の服・布製品が雨や雪で濡れないようにするときに、防水スプレーを吹き付けますね。

特にスキーや登山のスポーツで使います。

スプレー式の製品にはいろいろと危険なものがありますが、防水スプレーは危険さからいうとトップにくる製品です。

 スプレーに含まれている成分が、繊維に皮膜を作り、水をはじきます。

これをはっ水効果といいます。

はっ水成分はフッ素樹脂、シリコン樹脂、シリコンオイル、アクリル樹脂などがあり、その樹脂を溶かす溶剤として、ヘキサン、イソプロピルアルコールなど、噴射剤として、炭酸ガスなどが使われます。

衣類用はほとんどフッ素樹脂と炭酸ガスが使われています。

 衣類用の他にも、靴やカバンなどの革製品用、工具の一種として、防水、防サビ、防汚、潤滑剤などがあり、シリコン樹脂が使われています。

布用の製品の成分例
フッ素系ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、アセトン、イソプロピルアルコール、エチルアルコール、炭酸ガス

 説明書きには「安全上の注意」として次のように書かれています。
・吸い込むと有害、必ず屋外で使用。
・スプレー噴射および蒸気の吸入はさける。
・必ず屋外で使用。
・使用中もし気分が悪くなった場合は新鮮な空気のもとに移動し、それでも気分が回復しない時は医師の診療を受ける。
 「危険性」として
・溶剤は引火性。
・スプレー噴霧はすい込むと有害。
・スプレー噴霧は目や肌を刺激することがある。 

 使用中、あるいは使用後に呼吸困難に陥ったり、手足がしびれたりする事故が続出しています。

中毒事故はとくに冬に集中する傾向があります。
 1992年の冬、スキーウェアなどに噴霧していて、誤って吸入し、呼吸困難になった例から始まって、以後事故が続いて起こり、1994年には初の死亡事故まで起きています。

 吸い込むと頭痛、めまい、呼吸困難などの症状が出ます。これははっ水成分の粒子を吸い込んだためで、粒子が細かいほど危険です。

特に締め切った室内や自動車内で使用した場合症状が重くなります。

噴霧しても付着しきれない粒子が回りに漂い、またいったん付着してもそこから揮発する成分もあります。

防水スプレーを使用するときは、室内や車内などの狭い場所では絶対に行わず、必ず風通しの良いところでしてください。

屋外で使用するときも、風向きに気をつけて、風下に向かって噴射し、吸い込まないように注意してください。

フッ素樹脂は加熱するとパーフロロイソブチレンなどの毒性の高い物質に変化するので注意。

溶剤も人体に有害ですし、もちろん、スプレーのガスや有機溶剤のため、火気厳禁です。

防水剤には、スプレー以外に液体の塗るタイプの物もあります。

こちらのほうが、ずっと安全ですので、お薦めします。
成分例:シリコーン、油脂、有機溶剤

有機溶剤が入っていますので、吸い込まないように気をつけるのは、他の有機溶剤を含む製品と一緒です。

(追加更新日2011/03/07)