防虫剤 服と健康とどっちが大事ですか? | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:ケミカルデイズ
http://www16.plala.or.jp/chemicaldays/index.html

防虫剤 服と健康とどっちが大事ですか?      
  防虫剤とは、普通は衣類用防虫剤のことをいいます。

衣替えのときにタンスや衣装ケースの中に袋の端を切って入れるあの錠剤のことです。

衣類を食べる虫は毛や絹の動物性繊維のものを食べますが、化学繊維でも食べ物のシミがついたところを食われることもあります。

防虫剤として使われる成分には4つの種類があります。

これがタンスなどから日常的に揮発して、住む人が長時間すごす寝室や居間の空気に高濃度に汚染しています。

■樟脳
クスノキから抽出される成分。

強い芳香性。

昔から使われていて、空気を汚染する恐れは下の3種類よりありませんが、直接飲み込んだ場合は一番毒性があります。

■ナフタリン
コールタールから精製する。

強い臭いがきらわれて使われなくなりました。

■パラジクロロベンゼン
防虫効果が強く、強い臭いがして、防虫剤のほとんどを占めていた時期もありました。

構造は塩素とベンゼン環がくっついたものなので、強い毒性があります。

吸い込むと、肝臓・腎臓への影響、目や喉への刺激、頭痛、めまい、全身のだるさなどが症状として現れます。

発がん性があるという指摘もあります。

日本では住宅内で高濃度で検出されていて、シックハウスの原因物質とされています。

家庭内から一番になくすべき物質です。

■エムペントリン
家庭用殺虫剤で多く使われているピレスロイド系の農薬の一種で、今では防虫剤の主流となっています。

神経に悪い影響があり、室内に日常的に農薬成分が揮発していることは問題です。

 防虫対策としては、虫の卵がついたまましまわないように、よく洗濯し、干したあとによくブラシングして卵を落としたり、アイロンで卵を殺したりすることが有効です。

密閉した袋やケースで虫が入らないようにすること。

防虫剤を使うなら、ポプリなどの自然のものもあり、次善の策としては少量の樟脳もいいでしょう。