制汗スプレー  ニオイを気にしすぎるのはかえって不健康 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:ケミカルデイズ
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・制汗スプレー  ニオイを気にしすぎるのはかえって不健康       
 
     
制汗剤は若い人に最も身近な化学製品の一つでしょう。

汗を抑える以上に、腋臭を抑えるのが主目的で、デオドラント製品ともいわれます。
 タイプとしては、クリームやロールオンという直接塗るものと、スプレー式のものがあります。

汗腺を収縮させて汗を出にくくさせるものとしてアルミニウムや亜鉛の化合物が使われています。

 今主流のスプレー式は、最初は女性向けだったのが、今は男性用も出回って手放せないものになっています。

汗や皮脂などを栄養として細菌が分解してニオイを出すので、殺菌して消臭するという商品です。

成分表示例
クロルヒドロキシアルミニウム、イソプロピルメチルフェノール、LPG、ミリスチン酸イソプロピル、トリイソステアリン酸POEグリセリル、無水ケイ酸、マグネシア・シリカ、イソステアリン酸、ジメチコン、エリスリトール、無水エタノール、クララエキス1、クワエキス、ローズマリーエキス、オトギリソウエキス、香料 

有効成分の抗菌剤としては、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサンACD、塩化ベンザルコニウム等が使われています。

ミリスチン酸イソプロピルは油分で、ジブチルヒドロキシトルエンBHTは酸化防止剤です。

これらの成分は、それぞれが皮膚刺激性から始まって、様々な有害性をもつもので、それらが皮膚から吸収される恐れがあります。

説明書きには、直接吸入しない、同じ場所へ連続噴霧をしない、顔、粘膜への使用を避ける、火気や廃棄時に注意といった文句が並んでいます。

これは現実に吸引による事故や、凍傷、皮膚疾患などの事故が繰り返されているからです。

特にスプレー缶製品はかなり危ない商品といえます。

 化粧品会社の調査によると、若い女性のうち、「他人のニオイが気になる」が8割、「自分のニオイが気になる」も8割だそうですが、日本人のうちワキガ体質は10人に1人、白人は8人です。

ニオイが少ない日本人がわずかなニオイに神経質になっている社会現象が「制汗剤」ブームを支えているわけです。

ニオイ対策製品のTVCMが、ニオイ撲滅を煽っています。

このため「自己臭症」という神経症になる人もいるし、イジメや自殺のきっかけにもなっています。汗をかいたときの着替えやシャワー、通常の入浴で十分です。

神経質になりすぎはかえって不健康です。