消臭剤  部屋に充満する成分で気分が悪くなる人も | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:ケミカルデイズ
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・消臭剤  部屋に充満する成分で気分が悪くなる人も      
 今の世の中、どちらを向いても、ニオイを目のかたきにした「消臭時代」です。

この中で、室内空間の消臭を目指すのが芳香・消臭・脱臭剤です。

ニオイ消しの方法としては、別の芳香をかぶせるマスキングや中和させる「感覚的方法」、化学反応でニオイのもとを無くする「化学的方法」、ニオイの元を吸着・被覆作用などで無くする「物理的方法」などがあります。
 消臭の歴史をみるとニオイを吸着させる脱臭剤が最初に現われ、ついで芳香剤がはやり、化学的方法を使う消臭剤へと移り変わっていて、安全性ではむしろ問題が起こるようになっています。

 ニオイを消すだけなら安全なものかというと、そうではありません。

2008年度の家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告の吸入事故集計では、芳香・消臭・脱臭剤は種類別で4位の87件(8.9%)を占めています。
◇衣類・布製品・室内用消臭剤
 消臭剤の中で特に最近目立つのが、衣類・布製品・室内用のスプレー製品です。

室内のニオイがつきやすいカーテンやソファー、寝具、ぬいぐるみ、乾かない洗濯物、汗やタバコ臭のついた衣類などに用いられます。

成分表示例
 商品A:トウモロコシ由来消臭成分、除菌成分(有機系)、香料
 商品B:両性界面活性剤、緑茶エキス、除菌剤、香料、エタノール

 据え置き型の消臭剤は、置かれる場所がわりあい限られていましたが、布製品用の消臭剤は気軽に何にでもシュッシュッと吹き付けられて、いたるところが「消臭空間」にされます。

噴霧されることで、大気中に漂う量が大きく、また布が濡れるくらい噴霧することから、布に残留し、またそれが空気中に出てきます。

 消臭スプレー製品により、頭痛、咳、涙、目の痛み、鼻・喉への刺激、目蓋が垂れ下がる、吐き気、脱力などの症状を訴える人も多いのです。

交通機関、公共の場、店、事務所などいたるところで使われているようです。

職場で同僚に毎日まかれて化学物質過敏症になったという例もあります。

 消臭剤の多くは、ニオイの元から断つものではなく、空気中に漂っていたり、何かに付着したものを消すというものです。

洗濯の手間を省くために使われているので、ニオイの元になる汚れを落とすことがおろそかにされています。

 消臭剤の代わりとしては、お酢や重曹が身の回りのニオイ落としに効果をあげます。

番茶を乾煎りするとニオイ消しになります。