14:日本の健康に影響が大きい空気汚染化合物とその製品 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・肺が過敏性の炎症を起こすと、気管支の反応ばかりでなくて、肺胞にも炎症を起こします。

6時間ないし8時間たってからインフルエンザのように疲労感や関節の痛み、不快感、咳や、発熱などが起ることもあります。

まだこの程度だと、化学物質過敏症といわれる症状に似ています。

喘息が慢性になった時には、まっさきにイソシアネートを疑いましょう。

イソシアネートは体に入って、血液などの蛋白質と結びついたものがアレルギーの引き金になります。

他の物質のアレルギーもおこしやすくなります。

一度イソシアネートでアレルギーになってしまうと、どんなに少しの接触でも喘息をその時すぐに、または数時間後に起こすようになります。

喘息の症状が悪化すると、治らない肺障害が残ったり、すぐ死ぬこともあります。

喘息がわるくなってくると、何か他の肺を刺激する物でも症状を悪くします。

・イソシアネートがある同じような環境の大勢の中で、どのくらいの人がアレルギーや喘息になったかを調べると、1%から20%ぐらいの人が喘息になったという調査結果が多いです。

工場によっては25%から30%という調査結果もあるそうです。

職業喘息の原因物質としてはイソシアネートがダントツに一番で、杉花粉とおが屑がその次の原因物質です。

治療すると、早いうちに治療を始めると障害を残さずに完全に治る可能性があり、もうイソシアネートに触れなくて、完全に治った患者が1/4はいます。

他の喘息を起こすアレルギー物質にも、気管支の過敏症状を起こすこともありますから、喘息持ちになった人は、他のアレルギー物質にも気を付けて、アレルギー物質がない所で暮らすべきですが、なかなかそういうところが得られないのが日本の問題です。

・イソシアネートの健康被害者が後を絶たないので、北米では、こんなにも多くの公的ないろいろな機関がイシシアネート対策に取り組んでいます。

環境省はもとより、国際労働安全衛生研究所。

米国労働安全衛生局、消費者製品安全委員会、産業衛生専門家会議、保険福祉庁、州の毒性物質規制局、保健有害性評価局、毒物使用削減計画、化学物質管理計画、なんと防衛庁まで。大学が軍の研究をしているけれど、軍も環境汚染から健康を守る対策に取り組んでいるのですね。