13:日本の健康に影響が大きい空気汚染化合物とその製品 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・私たちのアンケート調査で、体の不具合症状を尋ねたところ、鼻や喉の炎症と呼吸器症状、目の炎症と体がだるい、頭痛などの中枢神経症状が主でした。

この症状種類は、イソシアネートの毒性によるものと一致します。

・吸入した時と繰り返し吸入した時の症状が書いてありました。

強いアレルギー物質です。そのアレルギーは、目や皮膚や粘膜刺激だけでなく全身に及びます。

職場で調べやすい喘息にもなりやすく、重症の肺障害で治らずに、死に至ることもあります。

外からは分かり難いけれども中枢神経障害も記述されています。

発癌性もあります。

近頃症例が出てきたのはアレルギー性の血管痙攣性収縮で、狭心症や心筋梗塞が急に起こることです。 

他のアレルギー性薬物でも起こるもので、コーニス症候群という名前が付いています。

・先一昨年に、米国全体の工業衛生会で、イソシアネートから身を守るための安全教育講習会を、1週間にわたって200枚のパワポを使って実施しました。

その中の健康影響のところから抜き書きしてみました。

食べ物は日に2㎏ですが、空気は日に20㎏も吸い込んでいます。イソシアネートは、主に呼吸で身体には入りますが、皮膚からも入ります。

口から入るのは、消化器で処理されやすいので大きな問題になりません。目や皮膚・粘膜や呼吸の通路に刺激があります。

反応が激しい時には、気管支が激しく反応して強い咳や、胸の締付感、呼吸困難にもなります。

目に涙が浮かんだり流れたり、痛んだり、赤くなったりもします。

・鼻水が流れたり、反対に鼻が詰まることもあります。
これが喘息の前触れのこともあります。

呼吸器のアレルギーは、イソシアネートを吸い込んですぐ症状が出る時と、数時間経ってから症状が出る時と、その両方で、その場でも症状が出て、一時治まり、数時間後にまた始まることもあります。

イソシアネートでアレルギーを起こすと、他の物によっても気管支炎の症状がおきて、何カ月もそのあらゆるものに過敏な気管支の症状が続きます。

正に、多種化学物質の引き金ですね。