・つくば市に近いある集会所の手芸室の空気にイソシアネート汚染が見つかりました。
そこで使っていた手芸テープの分析をしたが、室温で測った時には検出されたりされなかったりで、よくわからなかったけれども、ガラス瓶に入れて温めながら測定したところ、25℃以上になって急にイソシアネートが検出され始め、40℃では分析器の測定限界150ppbに達しました。
・自宅の隣に密着して積水ハウスの新築工事で、被害症状が酷くて転居中の人から、自宅に置いた薄いタオルと本を送ってきました。
これも室温での分析では検出できなかったのですが、温めると25℃でイソシアネートが出始め、29℃以上では分析器の測定限界を超えました。
・柔軟剤の香りが苦しい、という人が多いのでメーカーの情報を調べるとこんなのもありました。 読み上げてみると、「マイクロカプセル芳香加工」芳香マイクロカプセル入りのウレタン系樹脂を弊社の加工技術で種々の基材に付着させることが出来ます。
バインダーを使いませんので風合いを悪くしません。マイクロカプセルとは、ウレタン樹脂で生成された皮膜の中に、植物から抽出されたオイルを閉じ込めた超小型のカプセルです。
ウレタン樹脂ですので、ホルマリンが出ないので環境にやさしい仕様です。
オイルにはそれぞれ香りが付いており、基材を揉みマイクロカプセルが壊れることで、中のオイルが出てきて清涼感のある香りが漂います。粒子径:1~100μm
・農薬の長持ちのためにも、イソシアネートのマイクロカプセルが10年前から、使い始めていました。
松くい虫対策農薬撒布の朝に、2千人以上が、目が痛い等の被害にあったという出雲市の事件で、メーカーがこのカタログ写真を提出してありました。それには、日に当たったり、虫が歩いたりすると左側写真のように、カプセルが劣化して、農薬が徐々に出ていくので、効果的だということでした。出雲市の原因調査委員会では、目が痛いなどは農薬の症状と一致しないから、農薬が原因ではないとの結論でした。
しかし、イソシアネートの症状だったら、目が痛いのです。