EU、ネオニコチノイド3種を屋外使用禁止へ | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議

ニュースレター第111号 2018年6月

・EU、ネオニコチノイド3種を屋外使用禁止へ
理事・弁護士 橘高真佐美
2018年5月、EU では、イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサムのネオニコチノイド3種の屋外での使用が完全に禁止されることになりました。
ネオニコチノイド3種を2013年に暫定使用禁止

EU では、クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム、アセタミプリド、チアクロプリドの5種類のネオニコチノイドが有効成分として承認されていました。
しかし、欧州食品安全機関(EFSA)が2012年に行ったリスク評価に基づき、欧州委員会はミツバチを守るために、トウモロコシ、菜の花、ヒマワリを含むハチを引き寄せる植物に、イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサムの3種を使用すること(温室内での使用を除く)を暫定的に禁止し、さらなる科学的評価を行うことになりました。

 

EFSAによる評価結果
EFSA は上記の3種類のネオニコチノイドの暫定禁止についての見解を公募し、多くのデータが寄せられたそうです。EFSA は、2018年2月28日に評価結果を記載した報告書を公表しました。EFSA の結論は、野生のハチやミツバチがネオニコチノイドにばく露しており、ハチへのリスクが高いというものでした。なお、EFSA は、アセタミプリドについては、ハチへのリスクは低いと結論づけています。