3:埼玉県戸田市議会 香害、化学物質過敏症議事録 | 化学物質過敏症 runのブログ

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◆3番(佐藤太信議員) 議長。
○三浦芳一 議長  佐藤議員。
◆3番(佐藤太信議員) ありがとうございます。
 勉強会の要望があれば、出前講座に盛り込んでいただけるとのこと、要望があった場合は盛り込んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。
 続いて、(3)教育委員会に再質問させていただきます。
 教育委員会では、化学物質過敏症に対応した教科書を各学校の求めに応じて配付する手順になっているとのこと。

では、保護者は化学物質過敏症に対応した教科書があるということは御存じなのでしょうか、お伺いいたします。
◎鈴木研二 教育部長  議長。
○三浦芳一 議長  鈴木部長。
◎鈴木研二 教育部長  化学物質過敏症に対応した教科書については各学校に周知しており、保護者から相談があった際にはお知らせし、要望があった場合には教科書を配付することとしております。
 以上でございます。
○三浦芳一 議長  質問の前に挙手してください。
◆3番(佐藤太信議員) 議長。
○三浦芳一 議長  佐藤議員。
◆3番(佐藤太信議員) 失礼しました。御答弁ありがとうございました。
 個別に相談を行っていくという内容で、今後、相談がふえた場合に対応に広がりを持っていくものと思われます。

相談者のプライバシーが守られるように、今後ともよろしくお願いいたします。
 また再質問させていただきます。
 柔軟剤等による体調不良、シックスクール等で不登校になった事例はないと考えてもよろしいでしょうか、お伺いいたします。
◎鈴木研二 教育部長  議長。
○三浦芳一 議長  鈴木部長。
◎鈴木研二 教育部長  そのとおりでございます。

柔軟剤等による体調不良、シックスクール等で不登校になった事例はございません。
 以上でございます。
◆3番(佐藤太信議員) 議長。
○三浦芳一 議長  佐藤議員。
◆3番(佐藤太信議員) 再質問させていただきます。
 空気の検査で、基準値を超えた場合の対応についてお伺いいたします。
◎鈴木研二 教育部長  議長。
○三浦芳一 議長  鈴木部長。
◎鈴木研二 教育部長  検査結果が基準値を超えた場合は、学校薬剤師に相談し、原因物質を究明するとともに、換気を行い、化学物質の発生を低くするための対策を講じることとなっております。
 以上でございます。
◆3番(佐藤太信議員) 議長。
○三浦芳一 議長  佐藤議員。
◆3番(佐藤太信議員) ありがとうございます。
 再質問させていただきます。
 今後、東小中一貫校、戸田第一小学校の建てかえがなされます。

建てかえた後、引き渡しまでの化学物質の確認は、どのようにされるのでしょうか、お伺いいたします。
◎鈴木研二 教育部長  議長。
○三浦芳一 議長  鈴木部長。
◎鈴木研二 教育部長  戸田東小中学校の建築工事では、設計図書の中で化学物質の濃度測定について明記しており、工事終了後に、先ほど申し上げましたホルムアルデヒド、トルエン等の6項目について空気の検査を実施し、基準値以下であることを確認してから引き渡しが行われることとなっております。

なお、工事施工に当たっては、可能な限り化学物質の発散が少ない建材を使用するとともに、施工後は換気等の対策を行うこととなっております。
 戸田第一小学校につきましても、同様に対応していきたいと考えております。
 以上でございます。
◆3番(佐藤太信議員) 議長。
○三浦芳一 議長  佐藤議員。
◆3番(佐藤太信議員) ありがとうございます。
 これは情報提供です。新潟県立看護大学が2005年に、新潟県上越市立全小学校の児童を対象に化学物質過敏症状に関するアンケートを行いました。回答児童数は1万348名、化学物質過敏症状を示すなどの児童は979名いました。

それは回答児童数の9.5%であります。

戸田市は保健調査票などで、児童あるいは保護者に御確認されているとお聞きします。

今後、児童あるいは保護者から相談があった場合は、個々のニーズへの対応ができますよう御配慮お願いいたします。
 続きまして、こども青少年部に再質問させていただきます。
 原因究明の指示及び保育環境の改善指導等、適切に対応するとは、具体的にどのような対応策がとられていますのでしょうか、お伺いいたします。
◎松山由紀 こども青少年部長  議長。
○三浦芳一 議長  松山部長。
◎松山由紀 こども青少年部長  具体的な対応策といたしましては、施設管理者に対し、化学物質の種類や発生場所の特定及び発生原因の除去について指示等を行うほか、調査の結果、当該場所での保育が適切でない場合は、速やかに別の保育場所確保の調整を図るなどの対応を考えております。
◆3番(佐藤太信議員) 議長。
○三浦芳一 議長  佐藤議員。
◆3番(佐藤太信議員) ありがとうございます。再質問させていただきます。
 保育施設現場で働く職員にも、アレルギーと同じように香りの害──香害や化学物質過敏症について認識を深めていただきたいと考えます。

保育施設従事者が化学物質過敏症について情報を得る機会はありますでしょうか、お伺いいたします。
◎松山由紀 こども青少年部長  議長。
○三浦芳一 議長  松山部長。
◎松山由紀 こども青少年部長  市では、公立、私立を問わず、市内保育施設従事者に対し、さまざまな研修を実施しております。

その中では、アレルギー対応に関する研修も実施しております。

今後は、こうした研修の場で化学物質過敏症等についての講義や情報の共有化を図りたいというふうに考えております。
◆3番(佐藤太信議員) 議長。
○三浦芳一 議長  佐藤議員。
◆3番(佐藤太信議員) 研修の場で化学物質過敏症等についての講義や研修、情報の共有化を図っていただけるとのこと、ありがとうございます。

よろしくお願いいたします。
 最後の再質問させていただきます。
 喜沢南保育園の建てかえ後、建物引き渡しまでの化学物質の確認はどのようになされるのか、お伺いいたします。
◎松山由紀 こども青少年部長  議長。
○三浦芳一 議長  松山部長。
◎松山由紀 こども青少年部長  喜沢南保育園建てかえ工事につきましても、学校建てかえ工事と同様、化学物質の濃度測定値が基準以下であることを確認してから引き渡しが行われることというふうになっております。
 以上でございます。
◆3番(佐藤太信議員) 議長。
○三浦芳一 議長  佐藤議員。
◆3番(佐藤太信議員) ありがとうございます。

化学物質過敏症に発症している方たちの中には、病院を受診しても原因がわからないことが多く、薬だけが処方されます。

原因がわからない時間が長いほど重症化し、回復に時間がかかると言われています。

回復するためには、化学物質を遠ざけた生活を送るなど、生活の改善が必要になるとお聞きします。

私は、その地域に住まわれている、化学物質に悩まれている方が少しでも生きやすくなるようにと願っております。
 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。(拍手)

 

runより:私も佐藤太信議員に拍手を送りたい。