加筆修正版:精神的作用 | 化学物質過敏症 runのブログ

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精神的作用
2012年01月06日(金) 00時53分55秒
テーマ:runの見解
実はかなり複雑なのがこの精神的作用です。
化学物質過敏症は精神疾患だと主張する方を今でも見かけますが、あながち間違いでもないのです。
化学物質過敏症が精神に与える影響は「ストレス」です。
化学物質過敏症は発症時に警告期があり臭気過敏になります。
これは身体の防衛本能で起こるのですが強烈なストレスになります。
そして完全に発症してからも引き金に対して非常に敏感になります。
また、臭気過敏から抜けられない方もいます。
臭気過敏と引き金(トリガー)は違う物ですが、どちらもストレスの元となるストレッサーになります。
ストレスは色んな症状を引き起こす為一概には言えません。
精神的作用で恐らく最も困るのが過剰反応だと思われます。
嫌悪感のある臭いを精神的に拒絶している状態です。
自律神経、免疫の症状に繋がるとは別にして拒絶反応を起こしてしまいます。
精神的作用はトリガーと関係なく嫌悪感でも起こるのです。
対抗策は防毒マスク、酸素吸入、転地療法があります。
ストレッサーを感じないなら劇的に回復が見込めます。
ニオイという見えない敵からのストレスには遮断する事が最も重要と思われます。

『(加筆)化学物質過敏症にはうつ病など精神疾患が症状として表れる事も少なくありませんが精神科で薬をもらうのはお勧めできません。

私の様に薬物耐性が非常に高いなどの理由がない限り抗精神薬は一時的に精神を抑える以外効果はないので薬物過敏症を恐れた方がリスクが少ないでしょう。

私個人としては常用していますが色んな意味で精神的タフさが求められるし高い薬物耐性により薬害自体は起きにくいので使えるのですね。

患者さんの相談にのるもにも凄い精神的タフさが求められます、他の相談を聞いてくれる所のほとんどが一方的だとかあまり良い評判を聞かないのには精神的に疲れるからだと思いますね。

とかく精神という物はとても難しい物です、「化学物質過敏症は心因性」などとも主張する人たちが居ますが実際には化学物質過敏症になってからの方が精神に大ダメージを負いますし心因性なら催眠術なんかで思考を変えればすぐ治るはずですがそういう話は聞いた事もありませんしね。』