6-クロロニコチン酸が尿中に検出され亜急性ニコチン中毒様 症状を示した 6 症例 | 化学物質過敏症 runのブログ

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ネオニコチノイド系殺虫剤の代謝産物 6-クロロニコチン酸が尿中に検出され亜急性ニコチン中毒様症状を示した 6 症例
平 久美子1),青山 美子2),川上 智規3),鎌田 素之4),青 井  透5)
1)東京女子医科大学東医療センター麻酔科,

2)青山内科小児科医院
3)富山県立大学工学部環境工学科,

4)関東学院大学工学部社会環境システム学科
5)群馬工業高等専門学校環境都市工学科
はじめに ネオニコチノイドは,近年世界的に使用が増加しているニコチン類似の作用をもつ殺虫剤である1)。
2008 農薬年度(2007 年 10 月~2008 年 9 月)の国内生産量と輸入量の合計から輸出量を差し引いた量は、イミダクロプリド 121 . 7 トン,アセタミプリド104 . 8 トン,ニテンピラム 32 . 7 トン,クロチアニジン 32 . 5 トン,チアメトキサム 25 . 0 トン,チアクロプリド 23 . 0 トンであった2)。
 ネオニコチノイドは単体で,野菜,果物,茶,穀類,豆のほか,種子消毒,害虫駆除,建材の防虫剤に使用される1)ほか,合剤として,肥料,他の殺虫剤(有機リン系,カーバメート系,ピレスロイド系,ルフェヌロン,スピノサド,フルベンジアミド,カルタップ),殺ダニ剤エトキサゾール,殺菌剤に混ぜて売られており2),使う側もネオニコチノイドが入った製品と知らずに使うことが多いと考えられる。
 ネオニコチノイドは水溶性,浸透性で,根や葉から吸収され植物体内にとどまり代謝産物にも強い毒性のあるものがある3)4)。

昆虫および哺乳類のα4 β2ニコチン様アセチルコリン受容体への刺激作用があり,哺乳類の腸管からよく吸収され5),血液脳関門を容易に通過し6)7),大量に摂取すると中毒を起こす8)~11)。

ネオニコチノイドは,哺乳類において多種類の代謝産物を生じ,主に腎から排泄される6)7)。
 クロロピリジニルネオニコチノイド(CPN)は,クロロニコチニル基を有する有機塩素化合物のネオニコチノイドで,イミダクロプリド,アセタミプリド,ニテンピラム,チアクロプリドの 4 種がある(Fig. 1)。

日本の主な CPN のうちアセタミプリドの食品残留基準値は,2010 年に見直しがなされたが,欧米に比べ依然高く設定されている12)~15)(Table 1)。
 尿中 6-クロロニコチン酸(6 CNA)は,CPN に特異的であるが生物活性のない被曝指標で,ヒト尿から検出の報告はない16)(Fig. 1)。

今回われわれは,2008 年 8 月~10 月の間に原因不明の体調不良を訴え受診した 33 例の尿中 6 CNA の検出を試みた。

 

runより:結構長い記事ですが区切りがつけにくいので初めは短めです。

よく意味が分からない内容ですが私もよく分からないのでご安心ください( ̄_ ̄ i)

A医師がまともそうに見えますが現在は化学物質過敏症を全て農薬中毒としかみなしていない出世欲の塊になった頃の論文ですね。