3:化学物質問題を考える:子どもと大人のちがい | 化学物質過敏症 runのブログ

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・子どもは大人より長く生きます
 
 子どもは大人より将来長く生きていきます。そのため、人生の早い時期に化学物質によって引き金を引かれると、慢性病が発病するまでに十分な時間があります。

化学物質によって引き起こされる多くの病気は発病まで数十年が必要です。

発癌物質や毒物は、子ども時代初期の被曝は後の時期よりも影響を与えやすいと考えられています。

このことは農薬などで証明されています。
 
 
子どもには不明なことが多い
 
 子どもと乳児に対する被曝の影響についてはほとんど知られていません。

弱い決定的な時期はあるのだろうか?子ども特有の感受性とは何だろうか?あらゆる環境中の害に対する子どもと大人の差や、毒物の種類による差(たとえば、神経毒は発達中の神経系により大きな影響を与える可能性)はどのようなものでしょうか?
 
 これらのことは今後研究する必要があります。
 
 
子どもの発達と学習・行動への影響
 
 以上から、胎児や子どもが環境汚染の影響に敏感な反応を示すことが分かります。

胎児や子どもは、まだ発達中の脳を持ち、異物が脳の中に入るのを妨げる血液脳関門が発達していないために、環境汚染物質の発達や学習・行動への影響が懸念されています。
 
 以下の異常には遺伝的原因も考えられますが、環境汚染による障害は避けることができるものです。

避けることができる可能性があるのなら、積極的にこれらの原因を排除すべきです。
 
 
毒物の健康への影響(文献2より)
 
(重)金属
 
●カドミウム
 
 学習障害(人間・動物)
 IQ低下
 運動機能不全
 多動性
 寡動性
 
●鉛(人間・動物)
 
 学習障害
 IQ低下
 注意欠陥
 衝動性
 暴力
 多動性
 攻撃性
 
●マンガン(人間・動物)
 
 脳障害
 運動機能不全
 衝動行動
 記憶障害
 多動性
 学習障害
 注意欠陥
 
●水銀(人間・動物)
 
 視覚障害
 学習障害
 注意欠陥
 運動機能不全
 記憶障害
 小さな脳の大きさ
 脳細胞のゆがみ
 精神遅滞