3:ルノー先生講演 | 化学物質過敏症 runのブログ

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5、原因;引き金と なる事象、引き金および仲介因子

(体と脳におけ る炎症)

化学物質過敏症の原 因となりうるものに関して、「機能性医療」という本の中で引き金となる事象、引き金および仲介因子について議論している。

①引き金となる事象

アメーバ(寄生虫) 感染後の関節炎は引き金となる事象と呼べる。

多種類化学物質過敏 症患者にとって、化学物質の過度の曝露(溶剤・塗料、殺虫剤、抗生物質、重金属など)は、引き金となる事象となりうる。

②引き金

寄生虫、病原体のバ クテリア・酵母・カビ、食物抗原や体内に取り込んだ毒物は、慢性大腸炎や消化不良のような炎症の継続的な引き金として作用しうる。こうした引き金は診断の 上取り除かねばならない。

多種類化学物質過敏 症患者においては、引き金は溶剤やプラスチック素材、香水、医薬品や食物、食物添加物といったように多岐にわたる。

こうした引き金は診 断の上取り除かなければならない。

③仲介因子

仲介因子は、病気の 発現をもたらす媒介因子/代謝産物であす。

引き金のように、仲介因子それ自体は病気の原因とはならない。

仲介因子は形状や物質が様々で、(サイトカインや プロスタノイドと言った)生化学的なものあれば、(水素イオンのように)イオン的なもの、(病気の状態の継続といった)社会的なもの、(不安のような)心 理的なもの、あるいは病の本質についての信念のような)文化的なものが考えられる。

病気の一般的な媒介 因子にはホルモン(副腎機能低下、メラトニンやプロゲステロンのバランス異常など)や活性酸素、痛みや喪失に対する恐怖、自尊心の低下、学習性無力感、適 切な健康情報がないことも含む。

あらゆる媒介因子に 共通する特筆すべき特徴としては、疾患特異性がないことがあげられる。