46;科学的根拠に基づくシックハウス症候群に関する相談マニュアル(改訂版) | 化学物質過敏症 runのブログ

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d. 準揮発性有機化合物(SemiVolatileOrganicCompounds:SVOC)と 

粒子状有機化合物(Particulate Organic Matter: POM) 

WHO の分類では準揮発性有機化合物(Semi Volatile Organic Compounds: SVOC)は沸点 240 ~260°Cから 380~400°Cの物質、粒子状有機化合物(Particulate Organic Matter: POM)は 380°C以上となっています。

SVOC は難燃剤(可燃性の素材に化学を燃えにくくするために加え る化学物質)、可塑剤(物質を柔らかくしたり、加工しやすくしたりするために加える化学物 質)として使用されています。

有機化学物質の種類はフタル酸化合物やリン酸化合物がありま す。検討会で指針値として示されている物質はフェノブカルブ、ダイアジノン、フタル酸ジ-n- ブチル、フタル酸ジ-2-エチルヘキシルなどです。

なお、WHO が殺虫剤として示している DDT、 クロルデンは現在日本では製造、使用されていません。

クロルピリホスは白色の結晶で、水に は溶けにくく常温での揮発性は低く、POM と考えられますが 2003 年からこれを含んだ建築材料 は使用されていません(使用禁止)。表 5.1.6.は SVOC として知られているフタル酸化合物と リン酸化合物の用途等を示しています。