17;科学的根拠に基づくシックハウス症候群に関する相談マニュアル(改訂版) | 化学物質過敏症 runのブログ

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3.3. シックハウス症候群の主なリスク要因 3.3.1. 化学物質 

人が住む住宅やオフィスビル、学校には様々な化学物質が使用されています。

建材や断熱材、家具 や家財の材料そのものに加えて、建設や家具製造の際に利用される接着剤や塗料、壁や床のクロスや 合板などの内装材には様々な有機化合物が含まれています。

また、木材には昆虫やシロアリといった 生物の食害から守る防虫剤や防蟻剤、腐朽菌から木材を守る防腐剤が含まれています。

これらの化学 物質は徐々に室内に揮発し、室内空気は揮発性有機化合物(Volatile Organic Compound:VOC)によ って汚染されていきます。

また、揮発性が比較的低い準(半)揮発性有機化合物(Semi Volatile Organic Compound:SVOC)は室内のほこり(ハウスダスト)に吸着します。

これらの汚染された空気 あるいはダストを吸入・接触することでシックハウス症候群の症状が生じます。

シックハウス症候群 には様々な要因が考えられますが、室内に存在する揮発性有機化合物はその主たる要因の 1 つです。 

図 3.3.1.に室内で発生する主な化学物質とその発生源をまとめました。