ラスト:ファブリーズ殺菌成分が妊婦の流産や幼児へ与える悪影響 | 化学物質過敏症 runのブログ

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ただ、私が移籍した大学のパルマン地域にあるマウス繁殖施設を管理しているマネージャーは、すでに4級アンモニウム塩がマウスの繁殖活動に悪影響があることを知っており、施設から4級アンモニウム塩を排除していました。

4級アンモニウム塩は、臭いもなく、使われた痕跡も残しませんが、現在あらゆる場所で使用されています。

私たちの実験結果から考えると、卵巣や子宮、そして授乳に悪影響があると考えられます。

4級アンモニウム塩は、細胞膜に作用してすべてを破壊してしまう顕著な効果があります。

これらの影響は人間の健康と繁殖に対してとても強くて、潜在的な悪影響を及ぼすと考えられます。

ただし、私が研究対象とする減数分裂に関する部分ではないため、実験を継続する理由はなく、他の研究者の結果を見守りたいと思います(といいながら、後に出てくる博士と共同実験しています)。

※この記事に対して、4級アンモニウム塩を含むvirex製品を販売するJohnson Diverseyの広報担当者から
「アメリカ環境保護庁のレビューでは、4級アンモニウム塩を含んだ化合物による繁殖への影響は指摘されていない。」
として、異議が唱えられています今後も4級アンモニウム塩の安全性については、研究を監視していきます。

ワシントン州立大学パトリシア・ハント博士
NATURE 2008年6月18日
http://www.nature.com/news/2008/180608/full/453964a.html

テリー・フルベック博士の研究室でも、マウスに触る前に4級アンモニウム塩の抗菌剤で手を消毒したことが原因で、マウスに生殖異常が発生していたことを確認。

バージニア-メリーランド大学獣医学部 テリー・フルベック博士

http://www.vtnews.vt.edu/articles/2014/08/081414-vetmed-disinfectants.html

2014年ハント博士とフルベック博士が共同で、4級アンモニウム塩の毒性を調査したところ、マウスの生殖異常が同じように発生。

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0890623814001920

さらに2015年の共同実験では、オスのマウスの精子異常が起こることも確認。

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0890623815300319

ただし、これらの実験結果でわかっているのは、4級アンモニウム塩でマウスに異常が起こることはわかったけど、人間はまだわからないという状態です。

まとめ

国内外の実験結果を見ると、ファブリーズで使われている抗菌成分QUAT(4級アンモニウム塩)の量が増えると、マウスに影響が出ていることがわかります。

特に、赤ちゃんマウスと妊娠しているメスに影響が大きいことがわかりますし、若いオスの場合は精子異常が心配です。

では、これが人間にそのまま当てはまるのか?

と言われると、まだはっきりとしたデータはありません。

 

ここから先は、あなたの考え方次第です。

例えば、不妊症に悩んでいるのであれば、流産の原因となるものは身の周りから排除したほうが良いでしょう。

また、赤ちゃんがいるご家庭でファブリーズのようにQUATを含んだ製品を使用することは、あまりお勧めできることではありません。

特に、車のエアコンなどに取り付けて空気中に抗菌成分を充満させる方法はリスクが高いと言わざるを得ないと思います。


最近、ファブリーズタクシーも走っているようですので、タクシーを利用する際も気をつけたいものです。
http://news.livedoor.com/article/detail/13526378/

 

runより:ファブリーズなんか要らないですね。

全然洗ってないただの抗菌剤と香料ですしね(´・ω・`)