図7-1 大気中における有機物運命・半減期
表7-2 イソシアネートの大気中放出形態
(a)吹付け塗装
移動能率(吹付け粒子と表面付着粒子の割合):
エアガン空気原子:25~10%、低圧少量;60~80%、低圧大量:>65%
塗料・粒子の大きさ: 1~50ミクロン、 細かいとモノマー蒸発多い
蒸発しやすいHDIモノマーは1%だけ、オリゴマーが多い
空気中・主として:オリゴマーと少量のモノマーの液体粒子に暴露、
少しだけ;モノマー蒸気に暴露 溶媒などに同時に暴露、
スプレイ作業暴露濃度:モノマー 100?/m3以下, オリゴマー 30000?/m3以下
磨き拭き取り作業暴露濃度: モノマー 8 ?/m3以下
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(b)スプレイ塗装・発泡ポリウレタン
MDIモノマー40~50%、オリゴマー50=60%
空気中・ほとんど液体粒子・粉体粒子。少量のモノマーが蒸発しているが殆どない。
共存汚染物質:溶媒、発泡剤、触媒、燃焼防止剤、その他
(c)発泡ポリウレタン断熱材スプレイ:
モノマー 1.8~2050 ?/m3 、 オリゴマー 3.1~1200 ?/m3
(d)接着剤 モノマー蒸気だけ、加熱すると増える。
(e)撹拌混合、成型、圧延、縫合の時:モノマー蒸気と空気中粒子付着(木くずに被覆)
(f)発泡ポリウレタン工場、 TD I80:20
熱処理24時間、 切断(高温ワイヤで) TDIモノマー蒸気 230 ?/m3
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(g)加熱はポリウレタンを分解、空気中イソシアネート発生
g1.ポリウレタン塗装した車体の溶接、ポリウレタン断熱管の切断
加熱分解・近い場所: イソシアネート蒸気
遠い場所: イソシアネート蒸気と少量の粒子
ポリウレタン分子の規則的位置での切断はなく、
少なくとも1個のイソシアネート作用を含む破片に千切れる
その結果、原料と違う炭素数(つまり違う種類)のイソシアネート分子が発生
発生したイソシアネートの化学構造は正確に決められない
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今なお分析方法チャレンジ,理由
・反応が早くて変わり消えやすい
・蒸気と粒子、モノマーとオリゴマーが混合している。
イソシアネートの多種混合。
・ 全イソシアネート種類と形態の全濃度を測定する分析TRIG・紙テープ方が有効
runより:かなり難しいので解説すら出来ないですがイソシアネートは怖い物ですね。
ここで注目してほしいのは半減期です、半分になるまでの期間の事で半減した後また半減します。