名鉄バス香りサービスへの再質問状 | 化学物質過敏症 runのブログ

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平成29年3月7日

名鉄バス株式会社 小池潤 社長

藤井淑枝

( 薬剤師・シックハウス診断士

化学物質過敏症あいちReの会代表

シックハウスと香料を考える会代表 )

名古屋市北区大曽根2-10-2

シンフォニースクエア大曽根604


夜間高速バスでのアロマ香料使用についての公開質問書

追加質問

さる2月28日にはさきの質問書にお答えいただきありがとうございました。

文書もしくはメールでのご返答をお願いいたしましたが、電話でのご返答をいただきました。

しかし、メールで問い合わせをした人からはメールで返答をいただいと聞いておりますので、今回は文書郵送もしくはメールでのご返答をお願いいたします。

また、細かい出典については、お読みになるのも大変と存じますので今回は割愛いたします。お問い合わせいただければ開示いたします。

アナフィラキシーについて。

「どのような体調不良にかかわらず、体調を崩されたお客様がいらっしゃる場合は、最寄りのサービスエリアで停車し救急車を手配するなど、対応するよう乗務員に指導しております。」との回答でしたが、体調不良の原因がたとえばアナフィラキシーの場合、サービスエリアに停車し、救急車を手配していては手遅れになることも考えられます。

状況によってはサービスエリア到着前に救急車の手配をする、乗務員がエピペンの扱いを心得ておく、車内にAEDを設置するなどの対策は取られてはいないのでしょうか。

プラズマクラスターイオン発生器について

開発・製造・販売元であるシャープは、プラズマクラスターイオンに以下の効果があると主張しています。

「布に染み込ませたタバコの臭いを除去、浮遊しているダニの糞や死骸等のタンパク質

を切断して除去、アレルゲンの作用を低減、空気中のウイルスを除去し、浮遊ウイルスの作用を抑える、細菌の細胞膜のタンパク質を断片化して不活化、浮遊しているカビの細胞膜のタンパク質を切断して分解除去など」

2015年2月現在、有効性を確認出来ないとする研究・論文がいくつか存在します。

しかし、開発者及び開発者研究委託機関以外の、純粋な第三者による実証確認データ(有効だというデータ)がみあたりません。

このことが「有効性について疑わしい」という意見や、消費者庁による不当表示判定(優良誤認)につながっています。

シャープは、インフルエンザウイルス感染率を約30%低減できたことを確認したと発表していますが、発症件数に統計学的な有意差がなかったことから、プラズマクラスターイオンの効果が確認できないとする報告があります。

また、空気中のインフルエンザウイルスの減少は集塵フィルターの効果であることや、殺菌効果を持つのはプラズマクラスターと同時に発生するオゾンでありプラズマクラスターの粒子そのものではない、などの報告があります。

そして、ウイルスよりもはるかに大きい花粉を、除去ではなくて不活化という主張なら、花粉症の抗原そのものが破壊されるという第三者による検証がなければ、効果があるとはいえないとの指摘もあります。

シャープ側の提出している1立方メートルの箱の中での結果では、実使用の状況で当てはまるとは言えないとの指摘もあり、実際シャープのプラズマクラスター搭載商品のカタログには、小さく「試験室内での効果であり、実使用空間での効果ではありません」などと記されています。

以上のような、効果にはなはだ疑問を持たれているプラズマクラスター発生器をどういう理由で貴社の深夜高速バスに搭載したのか、その理由を教えてください。

 

車内空気環境について

車内の抗菌防臭はプラズマクラスター発生装置以外に使用しているものはありますか。

車内の細菌検査や臭気判定、TVOC s(総揮発性有機化合物)の測定をされましたら、そのデータを教えてください。

また、走行中の室内(車内)の空気汚染物質としてCO2はどのように排出していますか?

公共交通機関の役割

公共交通機関は、「不特定多数の人が乗り合わせ、定められた経路とダイヤ、料金に従って運行されている乗り物」と定義されることが多いようです。もちろん、貴社の夜間高速バスも公共交通機関である考えられます。

「自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う 一般的な指導及び監督の実施マニュアル」(国交省 バス事業者向けのマニュアル))には

「バス運転者は、公共交通輸送の一翼を担う重要な役割を果たしているとともに、

バリアフリーな交通機関として高齢者や障害者等の移動制約者の外出機会を支えてい

るなど、社会的使命を担っている」との記述があります。

つまり、公共交通の使命は利用したい人が利用できるもの、と考えられます。

ハンディがあるから利用できないなどということはあってはならない。

これは、当然のことだと思います。香りに敏感な人たちが利用できない状況は公共交通機関として、役割は果たしていないのではありませんか?

もし、ハンディがあって、公共交通を利用できないのであれば、それを補完するシステムがあって当然ではないでしょうか?

その点についてはどのようにお考えでしょうか。

アロマディフーザーについて

アロマディフーザーの構造と媒体(アロマオイル)の補給方法を教えてください。

毎回おなじ濃度で噴出されるよう、取り扱い方の徹底がなされているのでしょうか?

以上、3月21日までにご回答をお願いいたします。