名鉄バスからの回答 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・「夜間高速バスでのアロマ香料使用についての公開質問書」
                                                                                     名鉄バスからの回答
本日 2017 年 2 月 28 日 10 時 59 分ころ、株式会社名鉄バスの担当者より、電話で回答がありました。
(注:文書回答(メール・郵送)を希望したのになぜ文書回答か、と尋ねたところ、
 今までもご意見ご質問に関する回答はすべて電話だったので今回も同様とした、との
ことだった)
<質問>
(1)車内での体調不良時の対応について
提供された香りによりアナフィラキシーや体調悪化をきたした場合の対応について、どのような準備をされていますか。
(回答)どのような体調不良にかかわらず、体調を崩されたお客様がいらっしゃる場合は、最寄りのサービスエリアでて慰謝して救急車を手配するなど、対応するよう乗務員に指導しております。
(2)室内環境汚染について
バス内の空気汚染の対策を教えてください。
(回答)車内にはプラズマクラスターイオン発生器設置しており、また空調は抗菌消臭仕様としております。
(3)運転手への影響について
運転手に香料不耐が無いことを確認されていますか。
(回答)一切申告はありません
(4)香りが作業効率に及ぼす影響やリラックス効果は、香料で健康被害を起こしにくい人における効果であり、全ての人にあてはまるものではないことを理解していらっしゃいますか。
(回答)はい    
(5)香料の影響で乗車が困難になる人への配慮について
[a]公共交通機関における一方的な香りの提供は、特定の疾患や体質を持つ人が乗車することを不能とします。
特に貴社の深夜高速バスは同一条件で代替手段がありません。
こういう状況での、このようなサービスは特定の人たちの排除につながりませんか。
(回答)交通機関としては夜間高速バス意外にも新幹線・飛行機があり、代替手段がないとは考えておりませんが、ご意見として承ります。
[b]将来的に座席毎に香りを提供するとのことですが、隣同士の乗客の香りの影響を考慮されていますか。
(回答)座席毎の香り発生は今後の目標として挙げた例であります。開発していく
こととなった際のご意見として承ります。
[c]もし、このアロマサービスを継続する場合ですが、どのような香りを使用するか予約サイトや名鉄バスホームページで利用者が確認できるようにしていただけるでしょうか?
また予約時にアロマで体調悪化の可能性があることをお伝えすれば、当日その車両のアロマ使用をやめていただく等の対応をしていただけますでしょうか。そして、その予約者のシートなどは消臭剤等を使わないで拭き掃除するなどの対応を取っていただけますでしょうか。
(回答)継続することとなった際のご意見として承ります。(注:現在は実証実施中)
(6)香料のメーカーや製品について
乗客向けと運転手向けの、噴霧された香料の種類・成分組成とメーカー名、また今後、噴霧予定の香料の種類・成分組成とメーカー名、それぞれを全て詳しく教えてください。
(回答)現在使用しているのはアットアロマ社製『D09 コンフォートリラックス』、減量は、ローズアブソリュート、ラベンダー、スパイクラベンダー、ゼラニウム、ロサリナ。実証実施中は香りの変更はありません。    
(7)改善方法の提案
心地良い空間を作るためであるならば、有害性があり健康被害者の存在する香料ではなく、香料噴霧機能のない空気清浄機を活用する、あるいは車内の丁寧な清掃での対応が望ましいとは考えられないでしょうか。
(回答)空気清浄機及び車内清掃についてはすでに取り組んでおります。    
(8)電磁波過敏症について
(回答)国の安全基準に準拠しておりますがご意見として承わります。
回答の問題点
(1)アナフィラキシであった場合は間に合わない可能性あり。
(2)プラズマクラスターの効果については疑問とされる意見も多くある。
有効とする意見も含め、ウィキペデイア『プラズマクラスター』の項に一番簡潔かつわか
りやすくまとめられているので参照されたい。
現在実施されている方法では揮発性有機化合物(香料・CO²・排気ガス)は除去できない。
また抗菌防臭がどのような方法によりなされているか不明で、場合によってさらなる空気
汚染の原因になる。この点は質問の前文で指摘しているが、名鉄バス側は理解していないのではないか。
(5)(a)代替交通手段は同時刻にはないことはすでに申し添えている。
(6)香りの発生装置の詳細については、今回問わなかったが、回答をした担当者も詳細
は把握していないので、再び問い合わせます。
(例えば、使用する毎に液体をセラミックプレートに滴下するのであれば、空気中の濃度
を一定にすることは困難)

 

runより:文書には文書で返すべきだよなぁ(´・ω・`)