・溶剤抽出法
原料から根こそぎ油を抽出する方法です。
この方法で原料に含まれる油の99%を抽出できるのでムダがありません。
その抽出方法は
「ヘキサン」という溶剤を原料に混ぜ合わせ高温に加熱して油を抽出します。
抽出した油をさらに高温で加熱し、溶剤のみを蒸発(気化)させます。
さらにリン酸を添加し加熱することで不純物(原料の栄養素やビタミン・ミネラル・食物繊維など)を取り除き長期保存を可能にします。
さらにさらに長時間250℃前後を保つことで、原料のもつ臭いを取り除きます。
保存用の添加物を加えれば出来上がりです。
このように何度も高温にそして長時間さらすことで、脂肪酸が「トランス脂肪酸」に大量に変化します。
そして油の酸化・劣化を招きます。
高温圧搾法
原料を約170℃に加熱して圧搾する方法です。
原料に含まれる油の6割~7割を搾りとることができる方法です。
低温圧搾法(コールドプレス法)
原料に熱を加えず圧力のみで油を搾り取る方法です。
摩擦熱を抑えるため、長時間かけてゆっくりと搾り取るため、高温にならずトランス脂肪酸が発生しません。
また原料に含まれる栄養成分なども壊れません。
ただし採油に手間ヒマがかかる上、原料の2~3割しか搾り取れませんので、お値段もその分高くなります。
それでもやはり健康を考えるなら低温圧搾がオススメです。
体への影響・危険性
ニューヨーク市ではトランス脂肪酸の完全禁止。ヨーロッパでは特に規制が厳しく、オランダではトランス脂肪酸が含まれる製品の販売禁止。
デンマークが食品への含有率を2%に制限し、違反したら罰則の対象となっています。
食品表示の義務化を行っている国がほとんどで、韓国・中国・台湾などでも義務化されています。
中国では乳幼児への食品に対して使用禁止としています。
これだけ危険性が叫ばれている中でも日本だけが未だ取り残されている状態です。
その影響により
がん
コレステロール異常
動脈硬化
心疾患
アトピー性皮膚炎
アレルギー
ADHD
リウマチ性関節炎
カンジタ症
うつ
などあらゆる病気の原因となることがわかっています。
原料にも注意、遺伝子組み換えの可能性も
日本は「とうもろこし・大豆」はアメリカから、「菜種」はカナダからの輸入に頼っています。※国内産はほんの数パーセントです。
マーガリン・ショートニング・植物油脂はこれらを原料にしていますから、価格的に安く作らなければ利益がでない。
という事を考慮すれば、これらの原料は輸入原料かと思われます。