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化学物質過敏症の原因物質とは
化学物質過敏症は現代の病気
化学物質過敏症とは、様々な化学物質に一時的または結果的に大量に曝露される場合に発症する病気です。
現代社会は高度な化学技術の発達によって、推計で5万種類以上の化学物質が流通しているとのことです。
しかも毎年工業用途として新たに届出がなされている化学物質の数は300程度あると言われています。
こうした化学物質は20世紀に入ってから急速に開発・利用されたため、これらが人体に蓄積されてきたのは現代社会にとってはじめて直面している病気といえます。
国立保険医療科学院の2000年の調査によれば、日本全国において化学物質過敏症患者が人口に占める割合は2.1%にも及ぶとされています。
これらの原因となる物質は日常的に利用されているものばかりで、特に化学物質過敏症の患者にとっては高い確率で発症してしまう物質がある程度判明しています。
化学物質過敏症患者の90%以上に症状が出る商品
家庭用殺虫剤・防虫剤
化学物質過敏症患者の80%以上に症状が出る商品
防臭剤・消臭剤・たばこの煙・シャンプーなどのボディーケア用品類・灯油などの燃料類・香水といった化粧関連用品・医療用洗剤類・ペンなどの筆記用具・インクが用いられた印刷物
特に家族に限らず友人や職場の同僚で化学物質過敏症の患者がいる場合は、上記のような物質があると症状が出る可能性が高いので配慮する必要があります。
最後に
最初はどのような原因の物質で発症するかわかりませんから、症状が出るたびに記録をとることをお勧めします。
どのような症状が出ているのか、その症状がでた場所・日時・目視できる範囲で見えるものなどをメモしておいて、自分がどのような物質によって症状を引き起こされるか着実に理解していくことが重要です。