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宮城:化学物質過敏症」悩み共有 患者団体が活動

2016年06月21日 火曜日


参加者らが悩みを語り合った座談会




 住宅建材や洗剤、薬品などに含まれる化学物質の影響で体調が悪化する「化学物質過敏症」に苦しむ宮城県内の有志らが「みやぎ化学物質過敏症・アレルギーの会~ぴゅあぃ~」を設立し活動している。

会は「ほとんど知られていない病気。悩みを共有したい」と言う。
 

病気への理解を広げようと昨年秋に発足。

東日本大震災後、住宅などの新築工事が増え、症状を訴える人が目立ち始めたと指摘する。

食育イベントのほか、5月からは患者同士が悩みを語り合う座談会も設けた。

 仙台市太白障害者福祉センターで9日にあった座談会には、市内などから患者ら7人が参加。

太白区の40代女性は震災で会社が被災し、新築の事務所に移ったころから、せきや吐き気などの症状がひどくなったと報告。

退職せざるを得なくなり「病院代もかさみ、経済的に苦しい」と訴えた。
 会によると、症状は頭痛や呼吸困難、眠気など多岐にわたる。

臭いで発症することが多い。患者は国内で70万人超とされるが、診断や治療ができる医療機関は全国でも限られるという。
 座談会は今後も定期的に開く。

ブログによる情報発信も行っている。

代表の佐々木香織さん(39)=名取市=は「原因不明の体調不良で悩んでいる人が、少しでも前向きになるきっかけを提供できれば」と話す。