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「人類史上最悪の痛み」神経障害性疼痛の治療薬、世界初の臨床試験へ〔読売新聞〕

yomiDr. | 2016.06.20 15:50

 九州大と製薬会社「日本ケミファ」(東京)などは17日、難治性の「神経障害性疼痛」の治療薬実用化に向け、世界初の臨床試験を8月から開始すると発表した。

 

同疼痛は、がんや糖尿病などで神経が傷ついて発症する。

肌に触れるだけで激痛を感じる場合もあり、世界に数千万人の患者がいると推定されるが、有効な治療薬はない。

 

同大の井上和秀副学長(神経薬理学)らは2003年、「P2X4受容体」というたんぱく質の増加が痛みの原因の一つと解明。

研究を続け、これを抑制する阻害薬を発見した。

臨床試験では、来年3月まで健康な成人男性に阻害薬を投与し、安全性などを確かめる。

その後、患者への投与も行って有効性を確認するなどし、6、7年後の実用化を目指すという。

 井上副学長は「『人類史上最悪の痛み』と呼ばれる疼痛をなくし、心身に良い効果が出る薬を開発したい」と話した。

(2016年6月20日 読売新聞)