「香りが苦しい」―生活空間を汚さないで!2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・集合住宅でも同様の訴えは多い。

近隣のテラスや配管、換気扇から漂ってくる香料臭で、吐き気、咳、頭痛、倦怠感などに苦しむ、窓を閉め切って暮らしているが、体調不良を訴えても住人や管理人の理解は乏しく解決は難渋している。

宅配業者の強い香り、飛行機や電車、バス、エレベーターなど移動空間での苦痛を訴える人も多い。
 病院では、他の患者の洗剤や柔軟剤臭が漂い待合室にいられない。

医師や看護師など医療従事者の香りで息苦しい。

入院中、白衣や寝具の洗剤、他の入院患者の柔軟剤臭、トイレの芳香・消臭剤で苦しい思いをした等、多くの声が寄せられた。

介護現場でも、ケアスタッフの香りで頭痛や吐き気、気道狭窄などに見舞われ、支援が受けられずに困っている人、施設を退所せざるをえなかった例もある。
 これらの人たちが訴える症状は多彩で、意識朦もう朧ろう、昏睡、脱力、筋硬直、頭の圧迫感、思考・集中力の低下、記憶障害、焦燥感、喉の圧迫感、眼のチカチカ・かすみ、味覚・嗅覚の鈍麻、鼻血、皮膚掻そう痒よう、冷や汗など多岐にわたる。

専門医によれば、「香料曝露」に特効的治療はなく、基本は曝露を避けることだという。

これまでの研究によれば、化学物質過敏症(CS)は人口の2~6%とされ、CS 患者の8割以上が香料で症状が出るという。潜在的香料過敏者数は、どれほどであろうか。
 家を一歩出たら香料に曝される環境となり、受診、買い物、仏事、親戚宅の訪問、近隣との立ち話すら不自由や苦痛、困難を伴う。

やむなく自宅に籠もることになるが、社会から拒絶されている疎外感は大きい。
 私は、数年前から介護保険制度を利用しており、当初から「香料に過敏性がある」ことを関係者に伝え、柔軟剤や洗剤に配慮を求めてきた。

しかし、ヘルパー等一部担当者を除き、包括支援センター、介護事業所、ケアマネージャー等に要望は受け入れられず、彼らは着香のまま拙宅を訪れる。

家の前を通る中学生からの香料暴露も手伝い、私の症状は悪化し、曝露で狭心症と希死念慮他に苦しめられるようになった。

話し合いは難航し、私の忍耐と自尊感情は限界を超えた。現況の改善は、自身の安らかな終末に向けて喫緊の課題である。