◆『リリカ®』の不安障害への効果
リリカ®の主成分であるプレガバリンは、全般性不安障害に対する効果も報告されています。2,3)
一部のガイドラインでは推奨レベルも高く設定されていますが、現在(2015年10月30日)のところまだ保険適用には至っていません。
◆眠気やめまいにご注意
リリカ®(成分名:プレガバリン)の副作用の中でも比較的頻度が高く特に注意が必要なものとして眠気やふらつきなどがあります。
高齢者や腎機能が低下している人などでは特にめまいや足元のふらつきによる転倒の危険が高くなり注意が必要です。
通常、服用の際には眠気やめまいなどを考慮して薬剤の量を少ない量から開始するなどの配慮がされたり、継続して服用しているうちに次第に薬に慣れてきて眠気などが減少することが多いとされています。
それでも薬を飲み始めて初期の頃や薬剤を増量する際などには特に注意が必要です。
その他の注意すべき副作用としては頭痛、不眠、便秘、浮腫(むくみ)などがあり、また頻度は非常に稀ですが心不全や腎障害などの報告もあり注意が必要とされています。
今回は神経障害性疼痛に対するリリカ®(成分名:プレガバリン)を一般的な痛み止めであるNSAIDsとの違いなどから、おもにその有用性や注意点についてみてきました。
リリカ®は神経障害性疼痛のほか、線維筋痛症にも保険適用を持ち、多くの神経性の疼痛などに対して効果が期待できる薬剤になっています。
「痛み」は種類により様々な原因があり、病態や体質などによっても異なります。
それぞれの「痛み」に適した治療を行うことが大切です。
【編集部注】
この記事は、「お薬Q&A ~Fizz Drug Information~」のサイト内で公開中の記事をもとに作成しています。
http://www.fizz-di.jp/archives/1043861540.html
※ 本記事に登場する薬剤に関して、株式会社メドレーは特定の製薬企業との利害関係はありません
◆参照文献
1) リリカ®カプセル インタビューフォーム
2) Am J Psychiatry.160:533-40,(2003)
3) Int Clin Psychopharmacol.24:87-96,(2009)
runより:リリカですが私も使っています。
ステロイドを我慢する為に痛みを抑えるからですね。
痛覚の病気線維筋痛症に使われるので鎮痛作用は最強クラスです、しかし副作用はあります。
化学物質過敏症では解熱鎮痛剤は使わない方がいいのですがロキソニンも頭痛専用で使っています。
副作用の怖さを念頭に置いて薬が使える方は選択肢の1つとして候補に入れておいてもいいと思います。