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2016年 03月 15日
慢性痛を診る医者は患者によって鍛えられ育てられる
基本的な素質は必要だけれど、慢性痛を診ることができる医師を育てるのは患者さんです。
だって大学でそのようなトレーニングを受けているわけではないですから。
痛みのメカニズムを短時間で説明する能力が必要です。
慢性痛の治療の主役は患者さん自身です。
医師と患者さんは信頼関係をもっての共同作業です。
医師はサポート役です。「傾聴、共感、受容、支持、保証」が基本的な姿勢です。
短時間で多くの患者さんを診るのですから、これはなかなか難しいことです。
いい結果が出ることもあれば、なかなか難しいこともあります。
このようなことが苦手な医師は痛みの治療に向いていないのです。
トリガーポイントブロックは医師の治療の一つの手段です。
「トリガーポイントやっています」といっても、そこに治療の本質的なものがあるわけではないのです。
次はある患者さんからのメールです。
新しい病院、しかも、トリガーの字に期待したのに。
全然患者に優しくない。
患者は痛みと取りたい。先生は写真を撮りたい。
お笑いです。
硬膜外、神経根ブロックとか。冗談じゃありません。
3年前の画像CDを持って行ったらこれは、古いし、症状が進んでいるかも。筋肉のことなんて、全然考えていませんよ。ペインも整形と体質はおなじ。
次のメールは私が診た患者さんの家人からいただきました。
この患者さんは、肩甲骨あたりにひどい痛みがあり、手足がずっとしびれている状態。病院で手術も視野に入れるよう言われている。
加茂先生に「治るよ」と言われた事がとても嬉しかったようで診療後の声がいつもと全然ちがいました。
本人も原因は神経では無く、筋肉なんだという事、ストレスも原因になるという事がわかってきたようです。
本当にありがとうございました。
頚椎の骨棘で神経が圧迫を受けているという診断だったのですが、離婚などのストレスがからんだMPSでした。
次は患者さん(頚痛、腰痛、両下肢痛、右上肢痛)から頂いたものです。
患者さんが自分で気づいて自分で治っていくのです。
runより:化学物質過敏症の話を言うと聞く耳持たない医者が多いですが患者のいう事をまず信じるべきだと思います。
この記事はあるお医者さんのブログですがいい医者だと思いますね。