アロマテラピーと精油類 | 化学物質過敏症 runのブログ

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http://www.maroon.dti.ne.jp/bandaikw/


・米国国立癌研究所
米国国立衛生研究所内
アロマテラピーと精油類 (PDQ®)
Aromatherapy and Essential Oils (PDQ®)
専門家版
http://www.cancer.gov/cancertopics/pdq/cam/aromatherapy/healthprofessional/page6/AllPages
最終更新:2012 年1 月11 日
概要 .......................................1
一般情報 ...................................3
歴史 .......................................6
実験・動物・臨床前研究 ....................11
人間・臨床研究 ............................13
現在の臨床試験 ..........................15
悪影響 ....................................17
アロマテラピーと精油の証拠の要約 ..........18
2012 年2 月8 日
渡部和男訳
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概要
この補完代替医療(CAM)情報の要約は癌患者の生活の質改善のためにアロマテラピーと精油類とが使用される概要を主に示す。

この要旨で、アロマテラピーの簡単な歴史や実験研究や臨床試験のレビュー、アロマテラピー使用により起こりうる悪影響などを示す。
この要旨には重要な次の情報がある。
・アロマテラピーとは肉体や情動、精神的幸福の改善(ウェルビーイング)に植物(花やハーブ、樹木)からの精油(揮発性精油としても知られる)を治療に使うことである。

* essential oil
・アロマテラピーは主に一般的幸福のための支持療法として患者が使う。
・アロマテラピーは標準的治療と同様に、他の補完治療類(例えばマッサージや鍼治療)とともに使われる。
・精油類は水蒸気蒸溜や圧搾により芳香植物材料から抽出された揮発性液体である;化学溶剤で生産されたオイル類は真の精油類と見なさない。
・精油類は米国内で吸入と局所治療のために入手できる。

局所治療は一般に希釈して使われる。
・アロマテラピーは経口摂取で使われることは広くない。
・アロマテラピーの影響は脳の情動センター、辺縁系への精油類中臭い物質の影響によると理論化されている。

アロマオイル類の局所使用は抗菌や抗炎症、麻酔効果を及ぼすかもしれない。
・動物研究は特定の精油類の鎮静や刺激効果および、行動や免疫系への好ましい影響を示す。

人間での機能イメージング研究は辺縁系や情動回路への臭いの影響を支持する。
・人間の臨床試験は重大な病気を持つ患者や他の入院患者で主にストレスと不安の治療にアロマテラピーを研究した。

癌がある患者が関係するいくつかの臨床試験が発表されている。
・アロマテラピーは吸入や希釈した局所使用により投与した場合プロファイルは比較的低毒性である。
・アロマテラピー製品類は特定の疾患類を治療すると主張しないので、米国食品医薬品局の認可を必要としない。
この要旨中で使われる多くの医学や科学の用語はNCI 癌用語辞書に(各祖油で最初に使用された所で)ハイパーテイストリンクされている。

辞書は素人向けである。

リンクされた用語がクリックされると、別のウィンドウで定義が示される。<以下省略(訳者)>
[この翻訳でリンクしません。必要な場合は原文にあたって下さい(渡部)]
*は渡部による注
米国国立がんセンター(2012)
Aromatherapy and Essential Oils (PDQ®)
渡部和男訳(2012)

一般情報
General Information
*アロマテラピーは薬草療法から生まれもので、薬草療法は生物学的なあるいは自然に基づく補完代替医療(CAM)療法の一部である。

アロマテラピーは、肉体や情動、精神的幸福のために植物の精油を治療に使うことであると、定義されている。

アロマテラピーの支持者は通常医療に付随する完全にナチュラルで無毒なものであると主張する。
*薬草療法:herbal medicine
精油は芳香がある植物材料から水蒸気蒸溜や機械的圧搾により抽出された揮発性の液体物質である。

化学溶剤を使って作られたオイル類は、残った溶剤はオイル自体の純度に変化を与え、香料の粗悪化や皮膚刺激を招くので、本当の精油類と見なされない。
精油類は、様々な植物材料にある二次代謝物である多数の化学成分からなる。精油類の主な化学成分にはテルペン類やエステル類、アルデヒド類、ケトン類、アルコール類、フェノール類、酸化物類があり、それらは揮発性で、特徴ある臭いを出す。

異なるオイル類はそれぞれの成分の量が異なり、各オイルに特有の芳香と治療の特性を与える。

同一種内の変種は異なるケモタイプ(異なる収穫方法や部位の結果として同一植物種の異なる化学組成)や異なる効果を持つだろう[1]。
合成した香りは同一化合物からなることが多く、それは合成された別の新しい香りを作る化学物質と組み合わされる。

自然のエネルギーあるいは生命力がないので、合成した香りが精油類より劣ると大部分のアロマテラピストが信じるが、このことに嗅覚心理学者や生化学者は異議を唱えている[2]。
アロマテラピーは膨大な症状や健康状態に使われ、役立つと主張されている。小児のアロマテラピーに関する本はにきびから百日ぜきまで全てのアロマテラピー療法を示す[3]。
アロマテラピー使用の発表された研究は、一般に心理的影響(ストレス軽減剤や抗不安薬として使われる)や皮膚に関連する病気の局所治療としての利用がほとんどである。
多数の文献は人間の脳や情動に関する臭いの効果について発表している。一部の研究は健康な被験者の気分や覚醒、精神的ストレスへの影響を検査している。

別の研究はタスク成績や反応時間、自律神経パラメーターに対する臭いの直接影響を評価し、あるいは脳波パターンと機能イメージング研究により脳に対する臭いの直接影響を評価した[4]。

このような研究は臭いが人間の神経心理学的機能や自律機能に対する特定の影響を起こしうることや、臭いが気分や感じ取った健康、覚醒に影響しうると、一致して示している。

これらの研究は臭いがストレスが多い状態と悪い精神状態の治療に利用しうることを示す。
アロマテラピーの施術者は異なるいくつかの方法を用いて精油を使う。それには次のものがある。

(1)ルームデフューザーや患者近くに数滴のオイルを置くこと(例えばテッシュに)による間接吸入、

(2) 個人用吸入器で直接吸入(例えば、副鼻腔炎性頭痛のため熱い湯の表面に2、3 滴の精油を浮かす)、

(3)アロマテラピー・マッサージ、こは担体オイルで薄めた精油を体に使用。他の直接や間接使用にはバスソルトやローションに精油を混ぜることや、衣服につけることがある。

異なるアロマテラピー施術者は特定の健康状態を治療するのに、オイル類の様々な組み合わせや使用方法など、異なる処方を使っているかもしれない。アロマテラピーの世界中で受け入れられている一部の一般的使用とともに、違いは施術者に依存していると思われる。

素人施術者のアロマテラピー訓と認証は米国や英国中のいくつかの学校で受けることができるが、米国内に職業基準がなく、両国内で施術するために免許が必要ない。

このように、施術者間で特定の病気に使う特定の治療で、ほとんど一致はない。

話の種的な証拠や以前の経験からオイルの選択をし、異なる研究者は同じ用途を研究するのに異なるオイルを選ぶことが多く、標準化されていないため、アロマテラピー効果に関する研究が少ない。

しかし、現在、契約時間に看護や医学教育を継続し、ちょっとした研究の構成要素がある免許がある保健専門家のための特定のコースがある。
米国ホリステックアロマテラピー協会(NAHA) (www.naha.org/ ) と国際アロマセラピスト連合(www.alliance-aromatherapists.org )はアロマテラピストの米国の教基準を管理する2 つの団体である。NAHA は米国内でアロマテラピー認可を規格化するのに向かっている。

多くの学校はNAHA が認めた認可プログラムを提供している。

これらの学校のリストはN A H A のウェッブサイトで知ることができる
(http://www.naha.org/schools_level_one_two.htm )。米国のアロマテラピーの試験は年2 回行われる。カナダアロマテラピスト連盟はカナダでアロマテラピー認可基準を設けている
*(http://www.cfacanada.com/ )。また、安全性と職業行為基準および認可アロマテラピストの
公的登録簿がある。他の国に類似の組織があるだろう。

* Canadian Federation of Aromatherapists
フランスとドイツでアロマテラピストにより精油が経口的にあるいは体内に投与されるが、英国と米国で使用は一般に吸入や局所使用に限られる。

精油の医療以外の使用はフレーバーおよびフラグランス産業で普通である。大部分の精油は米国食品医薬品局(FDA)により、特定の濃度内で、GRAS(安全と一般に認められる)と分類されている。

(国際アロマテラピープログラムのリストは国際アロマテラピスト連盟[http://* www.ifaroma.org/ ]を見よ)
* International Federation of Aromatherapists
アロマテラピー製品はFDA に認可される必要がない。


runより:個人的にアロマはダメですが有効な場合もあるので掲載する事にしました。

少々長いですがお付き合いください((。´・ω・)。´_ _))ペコ