3巻が出たら1巻の解説予定でしたが来年春の予定という事で早めた企画です。
基本的にネタバレ防止の為あまり内容には触れ過ぎず選り抜きしていきます。
さて、かおりさんですがかなり勘が良い方です。
自分の中には化学物質などを貯める缶があってあふれると何か起こると感じていました。
ひできさんには「毒物を排出する力が強いと思う」という発言と合わせると化学物質過敏症発症の機序と健常者との違いを何となく感じていた様です。
しかもコレ正解です、父親も多少化学物質過敏症の素質がありますが発症してないので否定的です。
しかし素質は化学物質不耐性という元々あまり化学物質に対して耐性が弱いという形で遺伝する事があります。
ですが誰でも化学物質過敏症、電磁波過敏症になる可能性は十分あります、強いか弱いかの違いであって完全に耐えきれる物ではないのです。
次の視点、化学物質を曝露している描写がとてもいいですね。
知らず知らずの内に化学物質を取り込んでいる事が分かります、図説と言えるほど重要な事なんです。
さて、1巻の時点では電磁波過敏症、特に光過敏が描かれています。
よく見ると左目付近によく痛みを感じてますね。
これは最も痛んだ箇所だと推測できます、傷口に塩をかけた様な感じで一番敏感だったと思われます。
初期症状だったと言えるでしょう、出来ればこういう自覚症状が出た時点で対策したい所ですが事実上難しいのが現状です。
こういう感じで1コマに結構情報が隠れています、見抜く事が出来れば過敏症の説明も上手になると私は思います。P3へ続きます。