自然界変化の裏側 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・■自然界変化の裏側■ 

日本の山から野鳥と川魚が消えていく

川で魚釣りをする人たちの多くは気付いているでしょう。
特に山奥のわけ入って源流での魚を求めるとき、環境が大きく変化しているのがわかるはずでしょう。

最近では、自然環境が目に見えるぐらいの速度で、悪化し続けています。
川は魚が激減し、野鳥も減り続けています。
以前は、猟師といわれる人が大勢いました。
鉄砲を担いで山に入り、ヤマドリ、キジ、キジバト、カモなどの野鳥を撃って生活していました。

しかし、鳥の数がどんどん減り続け猟師での生活が出来なくなってしまったのです。
これは狩猟をする人が多くなったのではなく、自然環境の悪化から野鳥が減ったのです。

自然界に異変が起きている


野鳥や川魚が減った原因は、環境破壊です。
中でも一番の元凶は、国内の広葉樹林を伐採し、無計画に杉林に変えてしまったことです。
杉は山に光を入れません。光を入れるには、間伐を計画的にこまめに行わなくてはなりません。

杉の成長を野放しにすれば、密林状態となり、太陽の光が入らず草が生えなくなってしまいます。
すると、土の中のバクテリアなどの微生物が死んでいなくなり、ミミズや昆虫が住めなくなります。
虫がいなくなれば、その虫を食べている川魚も減ります。
そして川魚や昆虫を食べていた鳥がいなくなり、結果、山は死に絶えてしまうわけです。

二つ目の元凶は酸性雨です。
中国大陸や、日本で消費燃焼される石油や石炭などの化石燃料には硫黄が入っています。
硫黄は燃焼させると、二酸化硫黄(亜硫酸ガス)となり大気中に放出されます。
大気に混ざったガスは、水に溶けると強い酸性の亜硫酸となり地上に酸性雨を降らせ、それが土壌のバクテリアを殺します。
そして、養分に富んだ土は死んでしまいます。

さらに三つ目として、土の中の養分が減ると松枯れがおき始めます。
それを防止するため山に松枯れ防止剤をまくようになります。
山の土はこうして死んでゆきます。
ふもとや、平地では、住民が家庭用雑排水として、
人工的な洗剤などを垂れ流す。
田んぼや畑に土壌改良のために農薬や化学肥料を撒き散らす。

そして四つ目の元凶が、河川改修です。
ダムや護岸工事で川を殺してしまったことです。

土壌が荒廃したのは、そういったことが重なった結果です。
食物連鎖の基本を断ち切ると、そのうえに成り立っている生命が死んでしまいます。
食物連鎖の頂点にいるには人間です。

自然の移り変わりに敏感な人たちは、その微妙な歪みに気付きます。
そして、自然破壊を防止しなければ、地球も、人間も、全ての生命も健康のままではありえないことを実感するはずです。