Chemical Brain Drain - News 2014年3月3日
おじいちゃん、証拠?それとも予防?
情報源:Chemical Brain Drain Website - News
Proof or precaution, Grandpa?, 3 March 2014
http://braindrain.dk/2014/03/proof-or-precaution-grandpa/
訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
掲載日:2014年4月5日
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http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/kodomo/CBD/Proof_or_precaution_Grandpa.html
【2014年3月3日】 次世代の脳を有害化学物質から保護する目標の設定は、慎重な意思決定に基づかなくてはならない。我々は、正しい選択をしており、重要な製品の製造や使用を禁止したり制限したりしないための合理的な確実性がほしいという一方で、もし我々が完全な証拠を得ることを目指すなら、そのための研究は、長期にわたり、コストのかかるものになるであろうし、その間に子どもたちは暴露し続けることになるであろう。我々はこの難問をどのように解決すればよいのか?
おじいさんが彼の世代の産業化学物質の楽観的な使用を孫に話して聞かせるように、我々は一歩ずつ話を進めていこう。疑われた化学物質リスクが後に無害であることが分かったという事例はどの程度起きたのであろうか? ”誤った肯定(false positive)”(訳注1)かもしれないと疑われた88の事例が組織的に見直された結果、真に”誤った肯定”であり、高価な社会的損失をもたらしたものは、わずかに4つの事例(脳汚染に関連するものはない)だけであった(訳注2)。