米機関からの魚介類摂取に関する怪しい勧告2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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マグロの消費についての助言は、提案されるどのような制限値についても水産業界が批判するので、激しい議論となっている。もうひとつの隠された事実は、缶詰マグロ(”ライト”マグロ及び、”ホワイト”マグロ)は、アメリカ人のメチル水銀摂取の3分の1を占めているということである。ある缶詰マグロは、かなり高い水銀濃度を含むことがあるので、消費者グループは妊娠中は缶詰マグロを食べないよう助言している。

 この懸念に対応して、FDA の報道官は記者への説明文書で次のように述べている。”食べる魚の種類という点で食事に多様性があるなら、表示されている水銀レベルより高いかもしれない時々の缶詰についての懸念は無視されるべきであろう”。このややいかがわしい声明は、健康な魚介類の食事に関して決定的な言葉となろうとしている。FDA は、魚介類について明確で、正確で、理解しやすい情報を提供するよう訴えられている。なぜ FDA は声明にそのような表示を提案しなかったのかと問われたときに、FDA は、”係争中”であるという理由でコメントを拒否した。
 さらに混乱の元として、魚介類、特にある種の貝や甲殻類についての水銀濃度に関する FDA の表の中に明らかな矛盾があることである。アメリカン・ロブスターは、”調理された魚肉(cooked fish)”の4オンス(120グラム)中に47マイクログラムの水銀を含むと言っている。もし体重 60 キログラムの女性が毎週1回このサイズのロブスターを食べたなら、彼女はEPAの暴露限界(体重1キログラム当たり0.1マイクログラム)を越えるであろう。それにもかかわらず、アメリカン・ロブスターの FDA 自身の分析結果は、9 サンプル中の平均濃度が 0.1 マイクログラム-新たな勧告中で引用されているレベル(訳注:47÷120=0.39マイクログラム/グラム)の4分の1-であることを示していた。