●私達がしなければならないこと
化学物質が我々の常識を越えた影響を及ぼす可能性を考慮しつつ、適切な毒性試験を行うことが肝要です。
中でもバイオマーカーを使用しての低レベルばく露に関するリスク研究は今後積極的に進めていく必要があります。
世間はイノベーションを生み出すような研究ばかりでなく、安全を生み出すような研究にも注目すべきであり、個々人は購入前にこれは安全だろうかと考えるくせをつけなくてはなりません。
なるべくオーガニックの製品を購入し、有害化学物質を含有する化粧品などの使用は控えるべきです。
しかし、化学物質へのばく露は一個人では防ぎきれない問題であるだけに、素性不明な化学物の使用を中止する規制整備を怠ってはなりません。
(報告 刑部南月子)