木造新築住宅における揮発性有機化合物及びアルデヒド類の発生源調査 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:東京都健康安全研究センター環境保健部環境衛生研究科
http://www.tokyo-eiken.go.jp/index-j.html


木造新築住宅における揮発性有機化合物及びアルデヒド類の発生源調査

 床施工に酢酸ビニル樹脂系接着剤(酢ビ接着剤)を使用したある木造新築住宅において,室内の揮発性有機化合物(VOC),アルデヒド類を測定し,高濃度で検出された物質について発生源調査を行った.


 測定の結果,室内濃度が高かったのは,アセトアルデヒド,ヘキサナール,ノナナール,酢酸,アセトン,テルペン類,パラジクロロベンゼンであった.


これらのうち,アセトアルデヒド及びパラジクロロベンゼンは,厚生労働省の指針値を超えており,発生源調査を行ったところ,パラジクロロベンゼンを除き床下が共通の発生場所であると考えられた.


そこで床施工に使用された酢ビ接着剤を調査したところ,硬化後,加湿により,主に酢酸,アセトアルデヒド,アセトン,酢酸ビニルモノマーを発生することがわかった.

runより:接着剤が固まった後に水分で化学物質が発生するという事です。