・今後の方針
車室内VOC低減自主取り組み
車室内VOC(揮発性有機化合物)の低減について、自工会では、より快適な自動車を提供することを目指し、車室内も居住空間の一部と考え、住宅とは異なる自動車の使われ方や環境を配慮した、『車室内VOC測定方法』および、『車室内VOC低減に対する自主取
り組み』を2005年2月に策定、同様にトラック・バス等の商用車に対する自主取り組みを2006年3月に策定。
【車室内VOC低減に対する自主取り組み】
厚生労働省の室内濃度に対する指針値指定13物質に対し、乗用車については2007年度発売の新型車から、トラック・バスについては2008年度発売の新型車から指針値を満足させる。
また、それ以降も各社さらに室内濃度低減に努める。
⇒ 乗用車、トラック・バスともに上記目標年度以降の新型車については指針値を満足している。
捕集・分析対象物質
対象物質濃度指針値
Formaldehyde 100 μg/m3
Toluene 260 μg/m3
Xylene 870 μg/m3
Paradichlorobenzene 240 μg/m3
Ethylbenzene 3800 μg/m3
Styrene 220 μg/m3
Chloropyrifos 1 μg/m3 (0.1 μg/m3 for children)
Di-n-butyl phthalate 220 μg/m3
Tetradecane 330 μg/ m3
Di-2-ethylhexyl phthalate 120 μg/m3
Diazinon 0.29 μg/m3
Acetaldehyde 48 μg/m3
Fenobucarb 33 μg/m3
※パラジクロロベンゼン、クロルピリホス、ダイアジノン、フェノブカルブは、
防犠剤、防虫剤であり住宅特有の物質のため除外