第31章 新たな考えと新たな習慣-4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・習慣の変化

習慣になっている考えを変えることは、習慣的行動を変えることと関連があります。

我々のプログラムの1人の女性の例を使って、彼女がどのように家事をこなすのを変更したか説明します。

彼女が健康であったとき、彼女の考え方は、「その仕事が終わるまで、私は働きます」でした。

彼女が線維筋痛にかかったとき、彼女は、その取り組み方が自分の症状を悪化させると分かりました。

時間をかけて徐々に、彼女は以前の取り組みを「疲れているとき、私はストップします」という考えに置き換えました。

新たな考えは、掃除あるいは料理している間に休憩時間を取るというような新たな習慣をもたらしました。

新たな習慣は彼女にコントロール感を与えました。

習慣の変化は気づくことから始まります。

この女性にとって気づくことは、普段の生活の中で線維筋痛を持ち、家事に対する古い考え方が達成感ではなく、むしろ強められた症状と無力感をもたらしていたという認識を意味しました。

この段階では、目標は習慣の変化ではなく、継続する古い習慣の結果に気づくことです。

習慣の変化の2番目のステップは、代わりの行動を創出することです。

例では、代案は「疲れているとき、私はストップします」でした。

このステップで成功するカギは事前に対応を計画しておくことです。

そうすれば事態が起きたとき、あなたは過去とは何か違ったことができます。

行動を変える一つの方法は、一連の個人的な規則を作って、そしてそれを使うことです。

規則は、あなたが所定の状況で何をするだろうかを記述します。

例えば、コンピュータをどれくらい使うか、どれくらい運動をするか、どのくらい遠くまで車を運転するか、夜何時に就寝するか、日中いつどれくらい休息するか、どれくらいメディアにさらすか、そして社交の場でどれくらい時間を費やすかについて、あなたは規則を定めるかもしれません。

個人的な規則は、もし/ならば、の構造になっています。例えば:
?もし私が20分間コンピュータを使っていたならば、休憩する時間です。
?もし午前11時ならば、朝の休息をする時間です。
?もし午後9時ならば、寝る準備を始める時間です。

規則は計画された対応で、あなたは古い習慣的行動に代わるものとしてそれを使います。長い間に、新たな行動は習慣化されます。

個人的な規則の詳細については、前章を見てください。

習慣の変化の3番目の局面は、考えに焦点を当てて、そして我々の心の台詞(せりふ)を書き直すことを伴います。

引き続き同じ例で、「私はこの仕事を終えなければなりません」という考えは、「続けたら、私はベッドの中で1時間過ごさざるを得ないでしょう」あるいは「ちょうど疲れたので、私は今休憩しようとしています」のような考えに置き換えられるでしょう。あなたが古い習慣を打ち消すために作り出す考えは、あなたに古い方法を続けることへの結果(増加した症状)を思い出させるか、あるいは代案(コントロール)をより確実にします。

台詞を変える段階は、積極的な態度を支持するために、考え方をひとりでに再構成しています。

例えば、我々のプログラムの1人の女性が休憩時間を取ることについて自分の考え方を変えました。

彼女は、日中横になることに対して自分が弱いからであったと言い聞かせていました。

今、彼女が休息するときの独り言は、「私は自分が健康であるのを手伝っています。私は夫と一緒に時間を過ごすためか、孫の子守をするためにエネルギーを節約しています」です。

習慣の変化の4番目の段階は支持です。

我々の置かれた状況を理解してくれて、そして我々が変わるための努力を支持してくれる人々が周りにいることです。

支持を得るには、CFSと線維筋痛について、我々の生活にかかわる人々を教育することを必要とするかもしれません。

我々はまた、カウンセラーからと同様に、CFSとFMの他の人々からも支持を得ることができます。


runより:これにて慢性疲労症候群(CFS)入門は終了です。

化学物質過敏症にも役立つというか類似疾患なので行動も似たような事になります。