第30章 ログ、ワークシート、そして規則 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:慢性疲労症候群(CFS)入門
http://spinozafj.web.fc2.com/mangcfs.html

・第30章 ログ、ワークシート、そして規則

自主管理者のもう一つのスキルは内省です。

自分の活動レベル、考え、そして感情の影響を自覚することで、あなたは、何が自分の症状を強くするのか、そして何が自分の気分を良くするのかを知ることができます。

そして、生活の仕方を変えることで、具合を悪くする事柄をしないように、そしてあなたを助ける事柄を多くするようにできます。

内省から学ぶ能力は、記録をつけることで大いに高めることができます。

この章の最初のセクションでは健康ログ(記録)を使って記録管理を説明します。

ログに書き込むのに1日数分かけることは、あなたの生活の出来事とあなたの症状レベルとの間の関連を発見するのを助けることができます。

それから、あなたはワークシートと、この章の2番目のセクションで説明される他のソースを使うことができます。

それらはあなたのログから得られる洞察を、計画、規則、そして個人の指針に変換します。

健康ログをつける

健康ログは少なくとも四つの方法であなたを助けることができます。

あなたは、次のように記録を使うことができます:
?症状をコントロールする
?自分でやる気になる
?現実を直視する
?あなたの疾患を説明して、そして文書化する

症状をコントロールする
あなたが典型的なCFSあるいは線維筋痛の人々のようであるならば、あなたの症状は1日で、そして日ごとにも変動します。

これらの変動がランダムであるようなときに、それらはフラストレーションと無力感の要因になる場合があります。

健康ログはあなたの症状の変動を理解する方法、何があなたの疾患を悪化させて、そして何があなたの気分が良くなるのを助けるのかを見いだすためのツールを提供します。

そこから得られる知識は、あなたが自分の症状に関してのいくらかのコントロールを得ることに道を開きます。

例えば、記録はあなたが自分のペースでやる方法を学ぶのを助けることができます。

我々のプログラムの1人の女性は、自分の症状が労作に比例していたことに気づきました。

彼女は、それぞれの活動がどれくらいのエネルギーを必要としたか、そしてそれがどれくらい自分の症状を増やしたかに基づいて活動を軽度、中程度、重度のカテゴリーに分けるためにログを使いました。

それから彼女はその情報を、軽度の活動を中程度の、そして重度のものと交替することができるように、彼女の日々の予定を立てるために使いました。

彼女は「私は今もっと多くをすることができて、そして症状は少ないです」と、報告しました。

他の人々は、記録管理は、自分たちの症状がさまざまな要因から成ることを認識するのを手伝ったと報告します。

身体活動のほかに、感情的出来事、ストレス、社会活動、そして感覚情報を含むかもしれません。

音や光に敏感であるならば、社交的なつきあいを、あなたが許容することができる明るさの閑静なセッティングに制限するかもしれません。

症状に影響を与えることができるもう一つの要因は時間帯です。

1人の女性が記録管理と実験を使って、彼女が午後にもっと明敏であるということを見いだしました。

彼女が午前に読書したところ、15分後から30分後に頭にかかったもやが始まりましたが、午後は彼女の精神的なスタミナは切れませんでした。

昼食のあとに勉強することで、彼女は、10分の休憩によって二つの30分のセッションの間読書することができて、そしてその内容を覚えていることができました。

時間をかけて徐々に、彼女は1日に合計2時間まで勉強時間を増やしました。

記録をつけることは、何かをしたのが「いつ」であったかが極めて重要であることを彼女に証明してみせました。

記録はまた、活動の影響がどのように遅れているかを示すこともできます。1人の男性が、午後遅くに数日間、異常に疲れていたことに気づきました。彼は自分の記録を調べて、その日早くに運動したとき、これらの症状が現れることを突き止めました。

運動している間は、この症状が現れなかったので、彼はこの関係に驚きました。

彼はさまざまなレベルの運動を試して、ついに、自分が疲れない運動を見付けました。

記録は活動の累積的影響を明らかにすることができ、1日より長い期間の記録を検討することの重要性を示します。

一部の人々は数日の間一貫した活動レベルを維持することができ、その期間の終わりだけ疲れています。

記録を残すことは、彼らがどんな活動のレベルを維持することができるか考えるのを助けます。

また、記録を、もっと長い期間にわたるパターンを理解するために使うこともできます。

例えば、我々のプログラムの1人の男性は、毎日のログ(記録)を、ぶり返しを理解してから除去するために使いました。

彼はCFSの悪化で合計2週間をベッドで過ごしていました。

彼はその1年間のログを再検討して、彼は自分のぶり返しのほとんどが旅行か、あるいは風邪かインフルエンザのような二次的疾患のどちらかと関連していたことが分かりました。

旅行関連の再発を最小にするために、彼は家から数時間の運転距離に旅行を制限し、車の運転を途中でやめて休憩時間を取ることに決めました。

また彼は、二次的疾患の症状が終わったあとに追加の休息を取ることで、二次的疾患によって引き起こされたぶり返しと闘うことに決めました。

これらの変更をしてから10年間、彼はぶり返しを全く経験していません。