冷凍食品農薬:複数回混入か 製造日、1カ月の幅 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・冷凍食品農薬:複数回混入か 製造日、1カ月の幅

毎日新聞 2014年01月08日 07時00分(最終更新 01月08日 07時30分)

農薬が検出された商品の流れ


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 マルハニチロホールディングスの子会社「アクリフーズ」の群馬工場(群馬県大泉町)で製造された冷凍食品10+件から農薬10+件「マラチオン」が検出された問題で、包装後の商品が同工場内に保管されるのは通常1~2週間程度であることが7日、同社への取材で分かった。

農薬が検出された7商品9点の製造日には約1カ月の幅があり、同社や県警は農薬が工場内で複数回にわたり混入された可能性があるとみて原因の特定を急いでいる。

 アクリフーズなどによると、農薬が検出されたのはフライ5点、ピザ3点、コロッケ1点。種類ごとに各部屋で加工・冷凍され、包装室に送られる。

包装室では約80人が2交代制で勤務している。

 包装された商品は工場内の冷凍庫で約1~2週間の一時保管後、埼玉県や川崎市などの倉庫を通じ全国に出荷される。

群馬県はこれまでの調べで工場から出荷後の流通過程での農薬の混入や原材料への付着は考えにくいと結論づけている。

 農薬が検出された9点の製造日は10月4日から11月5日までだった。県警などは、包装室周辺での作業中に、農薬が意図的に複数回にわたり混入された可能性があるとみて詳しく調べている。

 工場の男性従業員によると、夜間は警備員がいる上、午後10時の操業終了以降は一時保管用の冷凍庫には鍵がかかるという。

男性は「操業時間外に冷凍庫に侵入して農薬を混入することはできないのでは」と話した。

アクリフーズは、農薬10+件が複数回混入した可能性について「捜査に関することは言えない」としている。

【田ノ上達也、角田直哉】