第19章 感情に対処する | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:慢性疲労症候群(CFS)入門
http://spinozafj.web.fc2.com/mangcfs.html

・第19章 感情に対処する

悲しみ、心配、フラストレーションと罪悪感のような感情は長期にわたる疾患によくある、そして理解できる反応です。

これらは疾患によってもたらされた変化、制限、そして不確実さに対する反応です。

感情は長期にわたる疾患でよく見られ、とても強力なので、自主管理計画で感情を管理することは当然です。

あなたのプランに感情管理を含める二つの追加の理由があります。

第一に、CFSと線維筋痛は、感情的な反応を以前より強く、そしてコントロールすることをいっそう難しくする傾向があります。

専門用語で「情緒不安定な(labile)」と言います。

人々はしばしば、病気になる前より、より頻繁に泣くか、より容易に取り乱すか、あるいは多くの怒りの爆発があると言います。

我々のプログラムの1人の学生が書きました。

「感情が CFS の結果として高まっていることをただ認識することで本当に助かりました。それを知る前は、私はなぜささいなことで取り乱したのか、その理由にすっかり困惑しました」

第二に、病気であることによって生み出される感情は悪循環を作り出します。

例えば、絶えず続く痛みがあることは将来についての心配を引き起こします。

心配が筋肉の緊張を引き起こして、今度は、次々と痛みを増やします。

幾つかの方法でこのサイクルを中断することができます。

例えば、筋肉の緊張を減らすためにリラクゼーションを使い、そして心配を減らすためにあなたの「独り言」を変えます。

「私は自分を理解してくれる人々の周りにいることができて大変うれしかったので、クラスの一つで泣きました。それとほとんど同時に、頭にかかったもやの発作がありました」と言った我々のプログラムのもう1人のコメントで分かるように、感情が症状を強めるプロセスは肯定的感情によってさえ起こります。アドレナリンの生産を引き起こすどのような経験でも感情を強めて、そして同様にしばしば症状を悪化させます。

感情は、長期にわたる疾患の他の面のように、管理することができます。

以前の章で言及してきた幾つかの戦略は、CFSとFMによって引き起こされた感情を管理することに役に立つかもしれません。

例えば、リラクゼーション療法は、症状と感情が互いを強くするフィードバック効果をショートさせることができます。

また、「認知療法」を使って、考え方を変えることも一助となります。

このアプローチは、不安と抑鬱を治療することに対して、特に効果的であることが分かっています。

もう一つの一般的なアプローチは、強い感情を引き起こす数々の状況(そして時々人々)を突き止めて、そして前もって対応の戦略を計画することです。

しばしば、ストレスの多い状況を避けるか、あるいは最小にすることは感情を減らします。

自助対策に加えて、感情の管理は専門家の助けを含めることができます。抑鬱と不安のような感情は脳内の化学成分の変化によって引き起こされるかあるいは強められるので、処方された抗鬱薬あるいは抗不安薬を使って治療されます。

また、カウンセリングが役立つ場合があります。

疾患によって引き起こされた問題について精神療法士と話をすることは、「すべて頭の中の出来事」ということを意味しません。

むしろ、カウンセリングは難しい状況を扱うための支援を申し出ます。

この支援は援助、対処戦略の提案、そしてあなたの置かれた状況に関する展望を含むかもしれません。

あなたがカウンセラーと話をすることが役立つと考えるならば、長期にわたる疾患を持っている人々を専門に治療する人を探し出します。