・出典:慢性疲労症候群(CFS)入門
http://spinozafj.web.fc2.com/mangcfs.html
・第16章 運動
病気であることは活動レベルを減らして、そして体調不良、疲労、疼痛、硬直、不安と抑鬱を引き起こします。
らせんを他の方向に動かす一つの方法が運動です。
運動がこれらすべての要因を打ち消します。
運動はより高いレベルの体調の良さを引き起こします。
運動は疲労、疼痛と硬直を減らします。
そして運動は気分を良くします。
運動は普通、線維筋痛のための治療計画の重要な部分であり、そして同様にCFS患者のためにも役立つかもしれません。
運動プログラムを始める前に、主治医に相談してください。
主治医は、あなたを、理学療法士あるいは作業療法士のような運動を専門に扱う他の専門家に紹介するかもしれません。
包括的なフィットネス用運動プログラムは三つのタイプの運動を含みます:
?柔軟運動:ストレッチングは疼痛と硬直を減らして、そして関節と筋肉を柔軟にしておきます。
ストレッチングはしばしば日課の運動のための良い出発点であり、また、他の運動のためのウォーミングアップとして使われます。他のタイプの柔軟運動はヨガと太極拳を含みます。
?筋肉運動:これらの運動は、あなたが日常活動を行うのをより容易にして、筋力を増やします。
筋肉運動はしばしばウエイトを使って行われますが、椅子から立ち上がるか、あるいは両腕を動かすような単純な運動から始めることができます。
?持久運動:しばしば「有酸素運動」と呼ばれて、持久力の運動は心臓と肺を鍛えます。
この種の運動は、あなたにより多くのスタミナを与えることによって、疲労と疼痛を減らすのを助けます。
また睡眠と気分を改善します。
例はウォーキング、サイクリング、そして水中運動を含みます。
運動:CFS vs. 繊維筋痛
あなたがする運動のタイプと運動量は、疾患の重症度、そしてCFSあるいは線維筋痛のどちらを患っているかによって異なるでしょう。
ほとんどのCFS患者にとって、運動は容易に症状の憎悪を引き起こすので、患者は、労作後疲労(活動のあとの極度の疲労)を避けることに焦点を当てるべきです。
すべての身体活動が運動であると考るべきです。
たとえ正式な運動プログラムがなくても、家を掃除する、衣類を洗濯する、料理を作る、買い物をする、あるいは庭仕事をするなどのような事をするならば、あなたはすでに運動をしています(そして、それをやりすぎているかもしれません!)。
あまりにも多くの活動がどれであるか突き止める方法は、下の囲みを見てください。
多くのCFS患者は、症状を増やさずにどれくらい活動をすることができるかについて厳しい制限があります。
そのため、運動をすることは、他の幾つかの活動を中止するか、あるいはスケジュールし直すことが必要になるかもしれません。
CFSのための運動プログラムはしばしば柔軟運動と筋肉運動に焦点を合わせます。
持久運動は助けになるかもしれませんが、より高い機能の患者だけのためであるかもしれません。
ペーシングは運動で適用されるべきです。そうすれば、活動の期間が休息と代えられます。
一部の人々にとっては、労作の時間がほんの1分だけで、そのあとに数分間の休息が続くかもしれません。