第14章 ペーシングのサクセスストーリー | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:慢性疲労症候群(CFS)入門
http://spinozafj.web.fc2.com/mangcfs.html

第14章 ペーシングのサクセスストーリー

ペーシングを通して達成されることができるものについてのアイデアを与えるために、以下にCFSの人の二つのサクセスストーリーがあります。JoWynn JohnsとDean Andersonのサクセスストーリーです。

JoWynnは疾患によって厳しく制限されていましたが、彼女は自分のエネルギーエンベロープ内で生活することによって何年もの期間にわたって改善されました。

Deanは最初、より高いレベルで活動して、そして最終的に回復しました。両人が彼らの経験について書いた記事は、我々がこのサイトの Success Storiesのアーカイブに掲載しました。

他のペーシングのサクセスストーリーについてはEnergy Envelope and Pacing(エネルギーエンベロープとペーシング)のアーカイブと Success Storiesのアーカイブを見てください。

症状をコントロールする方法を習得する

企業幹部と経営コンサルタントのキャリアのあとに、JoWynn Johnsは1991年にCFSを発症しました。最初の2年、彼女は「最悪の気分であったにもかかわらず」忙しい生活を送り続けました。

彼女が「元気になる最善の努力」と呼ぶ期間、1993年から1997年まで、彼女は失敗を経験し、運動をはじめ、ヨガ、瞑想、ホメオパシー、特別食、薬、そしてサプリメントなどを含むさまざまなアプローチを試すことによって対応しました。

試した戦略はどれ一つとして彼女を助けず、彼女はプッシュ・アンド・クラッシュのサイクルの繰り返しを経験しました。

この期間に、彼女をより生産的な方向に向かわせた、二つの変化が起こりました。

第一に、彼女は自分の体の声を聞き始め、それが何を必要としたかを尋ねました。第二に、彼女は目標を変えました。

回復という考え方を諦めて、彼女は前より気分が良くなることに焦点を当てました。

彼女は、良い日を過ごすことが何を意味するのであろうかと自問することから始めました。

彼女は良い日が、軽度の症状を全く持たず、そして最低レベルの主要症状を持つことを意味すると決めました。

良い日はまた、散歩して、そしてアートワークをすることが可能であることを含みました。

彼女は問題がある睡眠と悪い日々との間に強い関係を見付けたので、彼女はまた、良い夜の定義を考え出しました。

少なくとも7時間眠ることと、爽快な目覚めです。

彼女はそれから「良い日中と良い夜間を過ごすために、私がすべきことは何ですか?」と尋ねました。

自分の日記とノートを調べたあとに、自分が六つの条件を満たしているならば、彼女が良い日々を過ごすことができると結論づけました。

ベッドで1日12時間過ごすこと、7時間睡眠を取ること、家にこもること、自分の日常活動を制限すること、一度に1時間以上コンピュータを使わないこと、そして来訪者がいないかあるいは長時間の電話での会話がないこと。これは彼女のエネルギーエンベロープ、すなわち彼女の一連の制限でした。

(彼女の制限は、我々の評定尺度で20を下回る点数に相当し、非常に制約されていました。あなたの制限はあなた独自の状況に依存します)

次の期間に、JoWynnは記録管理システムを作ることに焦点を合わせました。

それは毎日毎晩を良いか悪いか評価する、彼女の活動と症状を書き留めた毎月のカレンダーを含みました。

ひと目で自分がどのようにしていたか見ることができるように、彼女は色分けを使いました。

時間とともに、彼女はパターンを見いだしました。

予想どおり、睡眠不足は悪い日に関連していました。けれども彼女はまた、精神的労作と情動ストレスが身体活動と同じぐらい多くの症状を引き起しているということを発見しました。

彼女は自分の念入りな計画に対する動機づけを説明しました。

「私は、身体活動と同様に精神的・感情的な労作の影響を自身に証明するためにこの情報を目に見える形にする必要がありました。私はまた、自分のエンベロープの中にとどまることの効果の具体的な証拠を必要としました」

彼女は最後の段階を、「私のエンベロープの受け入れ」と呼びました。

彼女の制限内で生活することによって、JoWynnは大いに疲労や他の症状を減らすことができました。

時間とともに、彼女は各月の良い日々のパーセンテージを1996年の約35%から1999年の80%まで著しく増やしました。2002年の終わりに、彼女が書きました。

「私は今ほとんど100%症状なしの良い日々を過ごします。なんという変わりようでしょう! 私にとって、CFSにかかることは糖尿病にかかるようなものです。それは、管理することができる、そしてライフスタイルの適応を必要とする慢性疾患です」

2006年に、彼女はさらなる改善を報告しました。

彼女は言いました。

「私は CFS に適応しました。私は以前に病気だったので、長年かかりました」。

彼女は2年間、IBS(過敏性腸症候群)を経験していませんでした。

そして彼女の睡眠は著しく良くなりました。

また、彼女は、自主管理アプローチの有用性について自分の信念を繰り返して言いました。

「数年間かけて、私はさまざまな治療法、治療薬、養生法、サプリメントを使って実験し、幾つかの薬ではすぐに悪い結果を来しました。どれ一つとして私の健康にわずかな進展も生じさせませんでした。私の気分を良くして、そして私を幾分安定させて、私の優先順位を達成することができる唯一のことは、予定された休息とペーシングです」