第4章 睡眠を改善する-2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・薬

CFSと線維筋痛症の人々の睡眠問題を解決するのに有効であると証明された、たった一つの治療薬が全くないため、薬で睡眠を治療することは魅力的です。

また、多くの患者は薬物耐性が発現し、薬は時間とともに効果的でなくなっていきます。

この二つの理由から、睡眠問題にはさまざまな戦略を利用する、柔軟で実験的な方法が用いられます。

あなたが、薬で睡眠が改善されるかもしれないと思うならば、処方箋なしで買える市販薬から始めるかもしれません。

これにはメラトニン、バレリアン根、抗ヒスタミン薬のベネドリルとタイレノールPM といった市販薬があります。

処方薬を望むのならば、合理的な方法は、あなた独自の状況で役立つものを見付けるために、あなたに快く協力してくれる医師を探し出すことです。

通常、二つの薬が組み合わされて処方されます。

一つは眠りに落ちるのを助け、もう一つは睡眠を維持します。睡眠問題を治療するために医師が通例処方する薬は、眠りに落ちるのを助ける zaleplon(Sonata)と eszopiclone(Lunesta)、そして睡眠を維持するのを助ける cyclobenzaprine(Flexeril)、tizanidine(Zanaflex)、doxepin elixir、amitriptyline(Elavil)、trazadone(Desyrel)などです。

薬は睡眠を改善できる一方、事態を悪化させることがあります。

いくつかの睡眠薬は、時々使うぶんには効果的ですが、頻繁に使うと睡眠不足を引き起こすことがあります。

また、一部の薬は朝にふらつき感のような副作用を引き起こします。

他の治療で使う薬に抗ヒスタミン剤あるいはカフェインのような成分が含まれているならば、その治療薬は睡眠を妨げるかもしれません。

睡眠障害を治療する

CFSとFMの大多数の人々は一つ以上の睡眠障害にかかっています。

これらを治療すればCFSとFMの症状に劇的な効果があります。

睡眠衛生を改善しても、薬を使っても、睡眠が改善されなければ、主治医に、睡眠専門医を紹介してもらうことを考えてください。

睡眠専門医ならば、あなたに睡眠障害があるかどうか調べることができます。

最もよく見られる睡眠障害は、睡眠時無呼吸と不穏下肢症候群(むずむず脚症候群)の二つです。

睡眠時無呼吸は、文字通り呼吸がないことを意味しており、眠っている間に人の気道がふさがれて、呼吸がストップして起こります。

症状の発現は数秒から数分まで続くことがあります。

そのとき人は目覚めて、空気を求めてあえぎ、再び眠りに落ちますが、ふつうはそのことに気づきません。

この繰り返しは、朝に人を疲れ果てた状態にするくらい、一晩に何度も起こることがあります。

睡眠時無呼吸はCFSと線維筋痛症の人々の疲労感を強めます。

睡眠時無呼吸は治療可能な疾患です。

よくある治療はCPAP(持続的気道陽圧法)を使います。

患者は、コンプレッサーが継続的な気流を送り込むマスクを装着して、気道を確保し、それで途切れない睡眠が可能となります。

CPAPの使用で、睡眠時無呼吸を90%から100%取り除くことができます。

この疾患には、他の治療法も使います。

朝、過度に疲れているか、あるいは日中眠くて困っているならば、睡眠時無呼吸にかかっている可能性があります。

不穏下肢症候群(RLS)は「落ち着きがない両脚」を伴います。

脚筋に強い違和感を覚えて、両脚を動かそうという衝動に駆られます。

最悪なことにそれはしばしば夜に起こります。

役立つかもしれない自主管理テクニックには、カフェインと他の興奮剤の摂取量を減らす、規則正しい睡眠パターンを確立する、両脚を使う運動をする、活動に没頭することで気を紛らす、温浴・冷水浴あるいはシャワーを使う、そして鉄・葉酸塩・マグネシウムの摂取不足をなくすためにサプリメントを取るなどがあります。

幾つかのカテゴリーの薬、例えば、鎮静薬、ドーパミンに作用する薬、鎮痛薬、抗痙攣薬なども一助となるかもしれません。

通常、RLSの治療に使われる薬は Requip と Mirapex の二つです。


runより:昨日から慢性疲労症候群と線維筋痛症の話を記事にしていますが化学物質過敏症でも同じ症状が起こる事があります。

電磁波過敏症と共に無視出来ない病気です。