しろあり防除施工における安全基準第3章 | 化学物質過敏症 runのブログ

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Ⅲ 安全衛生管理
しろありの防除を含む木材害虫防除施工も、PL 法の平成17 年7 月1 日施行に伴い、これまで以上に安全で、より欠陥のない製品作りは言うまでもなく、作業に携わる者も、安全と衛生を第一に専門知識の習得に努め、より高い水準の作業を心掛ける必要がある。
1.全般にわたっての心得
(1) 日常の心構え
a.作業に従事する者は、日頃から木材害虫や薬剤や関連法律等の専門知識の習得に努め、理解力、判断力、そして行動力を養っておく。
b.全ての業務内容をきちんと記録整理しておくように心掛ける。
(2) 施主に対して
a.後日にトラブルを起こさないため、必ず別表のような「事前調査確認書」、「作業内容確認書」に基づいて面談調査を行い、確認を取ってから作業を行うこと。特に“におい”については苦情が起きやすいので、事前に十分説明し、依頼者の了承を取ること。
b.依頼者からの疑問点、質問(特に薬剤についての質問)に対しては、できるだけ印刷物を用いて、誠意をもって依頼者が納得するまで説明を行う。
c.必要に応じて、近隣の家人にも同様に対応する。
(3) 作業者の健康に関して
a.作業に当たっては、心身ともに健全な状態であるように努める。

特異体質(かぶれやすい、ジンマシンを起こしやすい体質)の人、病気、二日酔い等で体調のすぐれない人、作業前に飲酒した人は作業に従事しない。
(4) 万一の事故に備えて
a.作業は必ず二人以上の編成で行う。また、作業者は万一の事故に当たって適切な処置ができるよう、日常心掛けておく。
b.万一の事故に備えて、消火器、砂、中和剤、吸着布等を用意しておく。
(5) 車両に関して
a.車両は常に清掃しておく。薬剤が付着していると、臭気だけでなく車体が腐食することもあるので、よく洗い流しておく。
b.施工現場での駐車は施工所有者の駐車場を原則として使用し、やむを得ず近隣の家の所有地を通行したり駐車する場合は、必ず所有者の許可を受けること。また騒音に十分注意すること。
c.積載品が移動、落下、破損しないよう、確実に固定しておく。
d.車両から離れる時は必ず鍵を掛け、車両や物品が盗難にあわないよう気をつける。
(6) 高所作業について
a.高所作業に適した服装、装備を着用し、安全ベルトの必要がある時は着用して作業する
b.照明は「施工現場全体に」十分に行うこと。
c.天井裏での作業は、重量や広さに問題がないかよく調べて上がる。また、天井裏を移動する場合は確実な足場を利用し、不用意にパイプ、天井板、ダクト等に体重をかけないこと。
d.天井裏には、熱パイプ、電気コード、コンクリート釘等危険なものが多いので注意する。
e.天井裏で薬剤を使用する時は、火気や電気系統に注意して作業するとともに、薬剤の落下にも注意する。
(7) マンホール内の作業について
a.メタンガス等の充満、酸素欠乏に注意する。
b.腰に命綱をつけ、ゴム長、防毒マスク等必要な装備を着用し作業する。地上に確認者を置くこと。
c.照明は十分に行う。
(8) 電気系統について
a.電気系統付近での作業では防除器具が電気系統に接触しないように注意する。
b.汗をかいた身体や濡れた作業衣、シャツ、手袋等で電気器具に触れないようにする。また、スイッチのON・OFF の際、片方の手や足を金物や水につけたまま行わない。
c.冷蔵庫、クーラー、自動販売機等のモーター部やコンセント部分には、液状の薬剤を噴霧しない。
2.薬剤使用、取扱上の心得
しろあり防除剤は、いかなる場合でも薬剤の取り扱いに対する注意を怠ってはならない。
特に原液は濃度が高いので、薬剤の希釈、施工、作業終了後の後始末、保管に至るまでの取り扱いには慎重の上にも慎重に、細心の注意を払う必要がある。また、環境基本法の第2条、第3 項の規定する公害(地球環境保全に基づき水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、悪臭等)に配慮し、人と健康に留意すること。


runより:長い記事の再開です(^^:)

次に用意した記事がもっとえらい事になっているので多少巻きに入ってます。